10月26日、第6回「空から蝶を呼ぶ場所作り」が行われました。ススキとセイタカアワダチソウが勢いを競っている千里北公園に出かけると、一見、蝶の数は少なそうでしたが、
虫網の使い方にも慣れてきた子どもたちは、かなりの数の蝶を捕まえることができました。
特に、セイタカアワダチソウの茂み付近には、ウラナミシジミやキチョウなどがたくさん来ていました。
また、9月に初めて見かけた、秋に大きな移動をする蝶、ヒメアカタテハとウラナミシジミを今回も捕まえることができました。キタテハも捕まえられたので、ヒメアカタテハとキタテハを比較することができました。
春に見つけたものの、夏の間は全く見つからなかったテングチョウを捕まえられたのも、気温の変化のせいなのでしょうか。この蝶は鼻がとんがっているため、こういう名前がついたのだそうです。
学校に戻り、庭に「キジョラン」を植えました。これは、「アサギマダラ」という美しくて大きな蝶を呼ぶことのできる、つる性植物です。アサギマダラは春になると台湾から本州の東北あたりまで移動したり、秋に本州から台湾へ移動したりすることが確認されている旅をする蝶なのだそうです。パソコンで動画を見せてもらったところ、羽をばたつかせず、飛行機のようにゆったりと舞っていました。こういう飛び方が、長距離移動に適しているという説明にみな納得しました。
キジョランが冬越しして春に葉を茂らせる頃、遠くから旅をしてきたアサギマダラが学校を訪れてくれたら、本当に嬉しいですね。