かず共同「分数」をしました


選択プログラムのかず共同では、複数のこどもたちが一つの単元について学びます。
今回は連続で「分数」について学びました。
「2分の1」って、言い換えるとどんな風に表現できる?
子どもたちはう~ん、と考えて自分の紙に書いてゆきます。
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「2分の1は、1を2つに分けた数」
「半分」
「2つ集まったら1になる数」
「1÷2」
「0.5」
「5割」
本当にいろいろな表現が出てきます。
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それぞれが考えた表し方でホワイトボードに書いてゆきました。
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ほかの人の表現を見て、また自分の紙に書き加えます。
分数というものを色々な角度から、そして色々な人の考え方から見ることができます。
また、別の回では「10分の1」を小数に言い換えるには?とスタッフが問いかけます。
「10分の1は、1÷10」になって、それを筆算すると…0.1になるね」
と、ひとつひとつその過程を確認して進めていきます。
「じゃあ、0.1を分数で表すと10分の1に戻るけど、その間を説明したい人はいる?」
と聞くと、「はいはい!」素早く手を挙げた6年生の男の子。
「0.1」はまず、「1分の0.1」って表すことができる。
分母も10倍、分子も10倍したら「10分の1」になるやろ!
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こんな風に男の子が説明した後、更にスタッフがその過程を細かく筆算にし、「0.1」が「10分の1」になるまでの理由も説明していました。
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なんだかまどろっこしく感じてしまいそうですが、そんな風に細かく理解することで、機械的にただ覚えるのではない数の世界を少し知ることができるのだと感じます。
担当スタッフの、「中身を考えるのが大事。これが分かっていればどんなものが来ても大丈夫やから!」という言葉が印象的でした。
これってきっと、かずの世界だけではなく、他のことにも通じますね。
じっくりじっくり、そして仲間と頭をやわらかくしながら進む、かず共同でした。(Y.N)