野菜づくりを始めました


校庭の西側の片隅に3m四方くらいの小さな畑があります。
ここには菜の花や藍を育てましたが、今は放置され雑草が茂ったままになっていました。
ある日の全校集会で5年生の男の子が、「畑に野菜を植えて育てて、それを売って修学旅行の費用に充てよう」という提案をしました。
その提案について話し合った結果、それほど儲からないかもしれないが、野菜を育てる経験は大切なことなので、やりたい人たちがチームを作って共同プロジェクトとしてやることになりました。
その後、このプロジェクトに参加したい人たちで集まって、何を植えたいかを話し合い、キャベツとカブとタマネギを植えることになりました。
プロジェクトの第1日目。
畑の草抜きをして、堅くなった土を耕し、堆肥や肥料を土に混ぜこみました。
そして、3つの畝を作ったところで時間が来てしまいました。
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2日目は、前日作った畝の形を整えて、畝ごとに違った野菜の種を蒔きました。
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そして、作物ごとに世話グループを決めて、それぞれのグループが責任をもって育てることになりました。
また、記録係は観察シートを作って、それに温度や作物の生育の様子を記録することになりました。
そのシートには野菜の生育の様子を写真に撮って貼りつける欄もあります。
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タネ蒔きをして4日くらい経つと、キャベツとカブの畑からは小さな芽が出てきましたが、タマネギだけはまだ芽が出ていません。
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リーダーの子は、毎朝、学校に来るとすぐに畑に行って、畑の様子を見ていますが、
「いつになったら芽が出るのだろう?」と心配そうにしていました。
2週間ほどすると、やっとタマネギの芽が出てきました。
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その子は「タマネギの芽が出てる!」と嬉しそうにみんなに報告してくれました。
(M.T)