子どもが作品をつくるということ


毎年、布をたくさん寄付してくださる方がいるおかげで、子どもたちはプロジェクトの時間に、布を使った思い思いの作品を存分に作ることができます。
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6年生の女の子が作ったキーケース
裏地をつけるのに苦労していました。
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2年生の女の子が作ったポシェットとトートバック。
トートバックには、毎日食べるお弁当を入れるそうです。
そんな姿に影響を受けて、1年生の女の子が、ポシェットを作っています。
2011-06-24 004
多くの学校では、家庭科は5年生からですが、この学校では、低学年のうちからいろんなものをつくっています。
家庭科は、衣食住との結びつきが深く、子どもたちの生活に根ざしている分野です。
お料理を作ったり、手芸をしたりするこが、実体験の中で漢字を読む・計算をする機会にもなっていると同時に、実際に生活に根ざしている分野のものを自分の手で作っていくことで、消費ばかりする生活ではなく、自分の生活を自分の手で創っていくことができることを感じていきます。
そのことだけにとどまらず、自分で考えて、自分で決めたことを、自分の手で作り上げたときの喜び、その作品をお友達やスタッフ、おうちの人から認められた充実感が、子どもたちの次なるやる気を育て、自己肯定の気持ちを高めていっています。
プロジェクトの活動の1つ1つの積み重ねが、子どもたちの中で、大きな力になっていくことでしょう。 (M.F)