今年度の子育てカフェは、おかあさんの自己肯定感にスポットをあてました。
これまで3年間子育てカフェを開催してきましたが、参加者の方の中に
「子どもの自己肯定感を育もうとしていて、実は自分自身の自己肯定感が低かったことに気が付きました」
という声が大変多かったのです。
おかあさん自身がいきいきしていると、子どもは勝手にいきいきするものなのです。
親子って、本当につながっているなあと、いつも感じます。
というわけで、今年度は「おかあさんの自己肯定感をとりもどそう!」ということで、4回連続のプログラムとなっています。
第1回目は、「悩み」を取り扱いました。
人は、それぞれ気質や性格をもって生まれ、さまざまな養育環境のもとで育ちます。
そして大人になるにつれて、生き方のクセやこだわり、自分なりの正しさといった価値観を身に着けていきます。
そんな生きグセや価値観どうしがぶつかりあったとき、対立が生じ、そこに悩みがうまれるのです。
悩みがあるということをわたしたちはついネガティブにとらえてしまいがちですが、
実は悩みの奥にはその人が大切にしている「願い」がかくされているのです。
「悩みは、宝探し」
参加者同士でお互いの悩みを聴き合ってみるだけで、そこにいろんな気づきが生まれました。
相手の話を聴いたり、自分のことを打ち明けたりしている中で、無意識に自分自身と対話をはじめているのです。
普段の生活の場面では表面的なことにとらわれて、ついいつもの自分のパターンで物事を判断したり、反応してしまっていることに、対話の中で気づかれてゆきました。
一緒にその場にいさせてもらって、そんな豊かな時間を感じることができて、とても嬉しかったです。
次回は5月17日(水)、「悩み」についてもう少し深くみなさんと哲学していきたいと思います。(A.M)