テーマでは、「箕面の山を守ろう!」ということで、学習をしています。
「山を守るために何ができると思う?」と子どもたちに問いかけたところ、「ゴミを拾う」「パンフレットを作って配る」のほかに、よくお家で間伐の活動に参加している子から「間伐する」という意見がでました。
「ぜひ、間伐体験をやってみたい!」ということになり、箕面の山のにまがり森で間伐をしているみなさんの活動に参加させてもらいました。
間伐の場所に行くまでの道で、代表の中瀬さんをはじめ、グループのみなさんに自然の植物や昆虫の説明をしてもらいました。食べられるどんぐり、ツブラジイをたくさん拾って食べたり、ジョロウグモを観察し、お話をきいたりしました。中でも、おもしろかったのはムクロジです。皮と実の部分は、昔、石鹸に使ったそうで、水をつけてもむとシャボン玉のような泡がでてきました。中の種は、数珠や羽子板の玉に使うそうです。
にまがり森では、まず、間伐をする意味とやり方の説明を受けてから、2グループに分かれて、作業をさせてもらいました。間伐を何回もやったことのある男の子や、自然に詳しい子が、中瀬さんの質問にも元気よく答え、「よく知ってるな~」と関心されていました。
倒す方向を決め、そちらに三角の切り込み(受け口)をつくり、反対側から切り込み(追い口)を入れて、倒します。 倒すだけでなく、倒した後、適当な長さに切り、枝を打ち払います。
みんなヘルメットとのこぎりを貸していただき、おじさんたちの話をよくきいて、一生懸命、木を切ったり、枝の整理をしたりしました。
「間伐、めっちゃおもしろかった~」
「いろんなこと、教えてもらえて、感謝やよな~」
「すごい、楽しかった!」
子どもたちも、とても楽しかったようです。にまがり森のみなさんのおかげで、貴重な体験ができました。これからも、山(しぜん)を守るための活動を身近に感じていってほしいし、大人になったとき、自然を守るための一歩を踏み出せる人に成長していってほしいと思います。