SDGsカードゲームを楽しみました!


中学部では午前中いっぱいを使ってSDGsカードゲームを楽しみました。1コマ目は、17のゴールについての説明、2コマ目と3コマ目を使って、ゲームとふりかえりをしました。ゲームは前半10分、後半13分で行いました。

 

前半は、自分の人生の目標を達成するために、お金と時間を使っちゃうチームが多く見受けられました。そのため、世界の状況メーターは経済ばかりが発展しました。後半は、何とか世界の環境や社会の状況を改善させようと思って、少しでも自分達ができることをしようと、いろんなグループに出向いて、時間カード・お金カードやプロジェクトカードを積極的に交換していました。

後半でも、プロジェクトをしていくための時間が特に足りず、最終的には、自分の人生の目標を達成したのは8チーム中4チーム、世界の状況は、経済は22まで発展するけれど、環境はゼロ、社会は3という結果になりました。

ふりかえりでは、ゲームの中で特に時間カードが足りないということから、2030年までにSDGsのゴールを達成するのは難しそうという意見や、前半は自分の人生の目標のことばかり考えていたけれど、後半は環境や社会をなんとか改善しよう努力してみたという意見がでました。ゲームの最終盤には、プロジェクトをどんどんやっていて資源が集まっているチームに人が集まって交渉が進んでいました。現実社会の大国の偉い人達のように、このグループの人たちは、それはできる、それはやりたくない、これをやるためにはあれをくれ、のように、みんなを仕切っているのがおもしろかったです。

プロジェクトを実行していくためには、哲学的な問いや倫理的な問いを持ちながら、リーダーシップを発揮していく必要があるんだなと、見ていて気付きました。(NY)