ワールドオリエンテーションでは、実際に体験することを大切にしています。
この日は、これから『世界の果ての通学路』※という映画を見て、「学ぶ」とはどういうことかを
考えていく前に、実際に距離の感覚をつかむため、学校の近くの公園までの距離を測ってみました。
※この映画は外国の、家から遠いところの学校まで通って学んでいる子ども達のドキュメンタリーです。
100mがどれくらいの距離かを予想したり、自分たちの身近な駅が、学校からどれくらい離れているかを
知った後、公園までの距離を測ってみることにしました。
まずは測り方を考えます。いくつか出ましたが、今からすぐにできそうな方法は以下の2つ。
・歩幅を測り、歩数をもとに計算する
・巻き尺を使って測る
どちらを担当するかを決め、それぞれ動き出しました。
歩幅を使うグループは、学習室の端から端までの距離を測り、実際に歩いてみて歩数を数え、割って平均の歩幅を計算します。
それがわかったら、スタート!
歩数を数えるのは意外と難しく、何度もやり直して根気よく続ける姿も見られました。
一方巻き尺で測るグループは、50mの巻き尺を使って、つなぎながら測ります。
角を曲がる時や、50m単位で切り替える時にも正確にできるように、協力します。
最後まで測り終えたら、巻き尺を直します。
歩数を数え終えたメンバーも最後は一緒になって測り終えました。
最後に、歩幅で測ったグループと巻き尺で測ったグループで答え合わせのように数字を出し合いました。
もちろん誤差はあるにせよ、かなり近い数字が確認されました!
そして、振り返りでは「100mは短い」「1kmが意外と短いとわかった」というような感想が出て、
それぞれに、ある程度は距離の感覚をつかんだようでした。
目的を共有して、協力して活動していく経験も、どんどん積んでいきましょう。
(J.S.)