酸・アルカリとイオン~科学実験⑤~


科学実験5回目。今年度のメインテーマである「原子と分子」。

いよいよイオンの話に入ります。(前回までの内容はこちら→1回目/2回目/3回目/4回目)

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前回の復習で、BTBを使って酸性とアルカリ性の性質を確認しました。

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前回は、色を確かめるところで終わりましたが、この日は酸性の性質を決めているもの、

アルカリ性の性質を決めているものについて学びました。

 

塩酸と水酸化ナトリウムのモデルを見ながら、水素イオン・水酸化物イオンについて確認します。

化学反応式も書いてみました。

その後、2つの液を混ぜ合わせて中和させます。

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微調整もして、緑色に近づけていきました。

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水の中で何が起こっているのか、ミクロの視点で考えてみました。

水の中で起こる中和の作用を式で確認しました。

 

そして、周期表を見て、原子がどのように並んでいるのか、それはなぜなのか、について学びました。

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原子核があって、周りの電子がある。その数がその物質の性質を決めています。

周期表に沿って電子を書きこんでいきました。

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もう一歩踏み込んで体感するために、この日は実際に指で水酸化ナトリウムを触って”ぬるぬる”するのを確認し、

その指をうすい塩酸につけてみました。

そうすると、”ぬるぬる”がなくなります。中和して性質が変わったのです。

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薬品に手を入れるのはちょっと怖かったようですが、うすいものなので大丈夫。

しっかり自分の身体で確認します。

 

最後に、水・砂糖水・食塩水で電気を通すのはどれか、

電球を灯す回路で実験しました。

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食塩水は電気を通すのに、砂糖水は電気を通さない。

そこにはイオンの視点からの物質の仕組みの違いがありました。

 

次回は、今年度の最後として、より深く学んでいく予定です。

楽しみですね。(J.S.)