ワールドオリエンテーションの一環で、ESDの視点から自然や環境について体験的に学んでいくプログラム”自然”@箕面勝尾寺園地の4回目です。
いつも勝尾寺園地をナビゲートしてくれている「はやちゃん(工房はやしの林浩三さん)」と共に歩きます。
今日はまだ行ったことのなかった山道を案内してくださるということで、早速出発しました。
上っていった先は、同じような木がたくさん立っている山道でした。
途中で、枝からいい匂いのする木に出会いました。
実際に匂いを嗅いでみます。
自然のものを五感を使って感じる時間、大事です。
更に上まで進んだところで、はやちゃんからのお話を聞きました。
昔はそのままの山がありました。
そこから木材が必要になり、たくさんの木が伐採されました。
その結果”はげ山”がたくさんできました。
それから国の働きかけで、植林が盛んに行われ、木材が海外からも安く手に入るようになり
山の様子は少しずつ変わっていきました。
その結果、この日上ってきた道のように、種類が揃った木がたくさん並ぶ山ができていきました。
つまり、「自然」がたくさん残っているように見える山も、実は「人工的」に作られているのです。
高さによって、だいたい植えられているものの種類も決まっているようです。
そんな歴史と今の状況を聞き、生物の多様性についても考えました。
こうして、実感を持ってその場で学ぶことが、より深い理解につながるように感じます。
それから、元の広場まで戻り、お弁当タイム。
その後は自由に自然の中で過ごしました。
急斜面を川まで下った、勇気ある人たち。
また一つ壮大な自然の未知に出会いました。
広場には”もりのようちえん”のみなさんも来ていました。
自然の中で、自然と一緒になって遊びます。
キャンピングカーをお見送り。
今回もまた、いろんなものに出会って、たくさんのことを感じた時間でした。
季節ごとに感じる自然を、また来学期も楽しみですね。
(J.S.)