【しぜん】六甲・摩耶山へハイキング!片道4時間の山登り


さわやかな五月晴れ、絶好のハイキング日和

5月2日、大型連休の中日に、中学部みんなで摩耶山にハイキングに行きました。
朝から、新神戸駅に集合。

今回も山岳ガイドのつぐみさんにお願いし、つぐみさんの相方のばんちゃんもサポートで来てくれました。
万全の態勢でスタートです。

「歩いているうちに汗をかくので、今のうちに上着を脱いでたほうがいいですよ。山頂は冷えるので、汗をかくと寒くなるので」

「水は 、自分の体重×5ml×行動時間 必要です。今回だとだいたい1.5L必要です。こまめに飲むのがいいです」

つぐみさんから安全に登山するためのレクチャーを受け、いよいよ歩き始めます。

 

美しい布引の滝。
このあたりまではまだまだ序の口。

登山口から約30分、布引の滝に到着です。
さわやかな新緑の中、みんなで写真を撮りました。

このあたりまでは、整備されたハイキング道なので、すいすい歩けました。
そしてだんだんと山道に・・・

道の途中でつぐみさんが、山道の道端を指さして、

「これ、マキノスミレやで!朝ドラ「らんまん」の植物学者、牧野富太郎の名前からつけられた名前やで」

「え、どれ?」
「おお~」

小さなかわいいスミレでした。

さらに歩き続けていきました。

 

だんだん道がけわしくなり、崖登りのようなところも。

歩き始めて2時間・・・
ハイキング道はすっかり消え、しっかりした登山道を歩き進めます。


みんなだんだん疲れが出てきました。
ところが女子たちの中には、大きな声で歌いながら歩く人たちも。
声を出すことで自分をはげましているのでしょうか。
元気です・・・

途中、崖登りのようなところも。

「木の根っことかにつかまりたくなると思うけど、その根っこが生きているかどうか自分の目でしっかり確認してね」
「前の人が持ったから大丈夫、と思わないでね。必ず自分の目で確認すること」

山の中ではすべて自分で判断しなければいけない。
人任せにしていると、何かあったときに怪我や事故につながります。
山登りって、とっても主体的な活動なんですね。

 

山猿が出た!

「ねえ、あとどれくらい~?(だいぶ疲れた)」
「そうやなあ、4分の3くらいまで来たかな」
「えー、まだ4分の1もあるのか・・・」

という会話が漏れ聞こえてくる中、後ろの方を歩いていたはずの男子が
ひょいひょいっと岩を飛び移ってくるではありませんか。

あっという間に先頭に行き、岩の上に座って
「はい、みんながんばって!」
と檄を飛ばしている・・・

みんなが通り過ぎたら、またひょいひょいっと岩から岩へ飛び移り、
「はい、がんばれよー」
と・・・。

まるで山猿。
なんてすごい身体能力なのでしょう。驚愕です。

 

苦労してたどり着いたご褒美。
山頂からの絶景とBBQ。

登山口から4時間。
ついに山頂に到着です。
みんな、ほんとよくがんばりました!

山頂のテラスでは、お店の人がBBQの準備をして待ってくれていました。
最高の景色を眺めながら、みんな持参したお肉やマシュマロを焼きまくりました。

山の上は涼しく、はじめにつぐみさんが言っていたとおり、汗をかいた分身体が冷えてしまいそうでした。
バーベキューの炭火で暖まりながら、わいわいランチを楽しみました。

 

帰りはロープウェイとケーブルカーで
一気に下山!

楽しい時間はあっという間。
さあ、下山です。
今回は登りに重点を置いた登山なので、帰りは乗り物で一気に下山。

「うちらの4時間が、あっという間や・・・」
「あのあたりを歩いてたのかな~」

途中、マヤ遺跡なるものを見ました。
元国際ホテルだった廃墟です。
ダンスホールなどがあって、当時はとてもハイカラなホテルだったようです。

 

摩耶山はロープウェイとケーブルカー、2つも乗り物に乗れて、なかなか楽しいところですね。
新神戸駅のすぐ裏に登山口があるので、岡山や広島あたりからも登山に来られる方もいらっしゃるそうです。

みんなおつかれさま!


(A.M)