2学期最初の世界の料理はフランスです。
1回目は「フランスってどんな国?」というテーマで学習しました。
まず初めに世界地図でフランスの位置や周りの国などを確認したあと、
こどもたちにフランスと聞いて思い浮かぶことを紙に書いてもらいました。
「エッフェル塔」「凱旋門」「モン サン ミッシェル」「ベルサイユ」などの観光名所、
「フランスパン」「クレープ」「ワイン」などの食べ物のほか、
「マリーアントワネット」「ナポレオン」「ルイ14世」「フランス革命」「ノルマンディー大作戦」など
歴史に関することも意外と知っていてスタッフも驚きました。
みんなが書いた紙は一人ずつ読み上げて模造紙に貼りました。
3色旗の色の意味、フランス大革命の時には市民が蜂起し、
王や貴族たちを倒し、自由を勝ち取ったことなどにもふれました。
16世紀にフランス国王アンリ2世とイタリア・メディチ家のカトリーヌ姫が
結婚した時に一緒にやってきた料理人たちが
現在のフランス料理の元を作り、ナイフとフォークもその時にフランスに入ってきたと聞くと、
「ええっ!それまでは手でたべてたの?!」と驚きの声が。
その後フランス大革命がおこり、宮廷の料理人が街に流れて、
フランスの貴族の料理が広く庶民に受け継がれた事を知りました。
2回目は調理実習です。
「ヴィシソワーズ」というじゃがいものポタージュと「キッシュ」を作りました。
ヴィシソワーズを作るグループは、まずスタッフの説明を聞いた後、ジャガイモと白ネギを薄切りにし、
炒めて煮込む作業に取りかかりました。
その後は自分たちでどんどん相談しながら進め、スタッフのサポートなしに仕上げることができました。
できたヴィシソワーズはココットに入れて冷蔵庫で冷やしました。
キッシュのグループは練パイ生地を作るところから始まり、
2回冷蔵庫でねかしている間に中に入れる具材を作ります。
キッシュ型にパイ生地を敷きこむときに生地がべたついて大変でしたが、
3度焼くと見事にできあがりました。
オーブンで焼いている間にまとめの冊子のページ担当を決めました。
出来上ったスープとキッシュは帰りのミーティングの時にいただきました。
冷たくてクリーミーなヴィシソワーズとさっくり焼きあがったキッシュはとてもおいしくて、
「うまい!」「もう一度家でつくりたい。」と満足のいく出来上がりでした。
世界の料理を通じて、食文化、習慣やことば、歴史など外国に興味を持つきっかけになればと思います。
中学部全員で初めて料理を作り、みんなで味わった素敵な一日になりました。
(M.Y)