こどもの森では、たっぷり時間をかけて、じっくり作られ生まれる作品もある一方で、驚くほど短時間でできあがる作品もあります。
地域のハロウィンのイベントに参加する予定の女の子。魔女の仮装をするため、魔女のマントをつくることになりました。
「魔女のマントって、どうやって作るんやろう?」と思っていると・・・
まず、1枚の布を選びました。それを体にまとい、スタッフや友達に、適当な長さやデザインについて、どう思うか聞き始めました。
いろんな人の意見を取り入れながら、「簡単にかっこよくできたらいいよなあ」ということになり、布は切らないで、身長に合わせて折り返し、折り返した部分は襟に見立てて、襟のところを少し縫ってから、穴をあけ、リボンを通し、それを首のところでしばるという方法を考えつきました。
穴をあけて、ぬって、リボンを通すだけで、あっと言う間に、すてきな魔女のマントができあがりました!!
その女の子は、シュシュやワンピースを自分で作ったことがあります。そういったいろいろな経験が彼女のなかにしっかりつまっていて、違うものをつくるときに、アイデアが沸いたり、応用力として発揮されるんだなあと思いました。そういう力が、本当に自分に役立つし、生きる力になるんだと思います。