2学期のテーマは「食」。3回目は「生産」について学びました。
(前回の「自然科学」はこちら)
映画『ありあまるごちそう』を見ました。
食を取り巻く環境が変わってきていること、いろんなことが影響している様子を映像で見ました。
日々大量に廃棄されるパンの映像、長い時間をかけて大量に獲ってきた魚と、毎日少しずつ獲る魚の鮮度の違い、綺麗に見えるように人工的に配合された野菜の生産の様子…
インパクトのある映像がたくさんでした。
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・世界の実態がここまでになっているのは知らなかった。
・消費者が知れば、遺伝子組み換えでなく自然の作物が売れるのでは。
・(飢餓の人にも)分けられたらというけれど、分けられていないから問題。
分けるルート以外に問題があるのでは?
・遺伝子組み換えの飼料を牛など動物に食べさせて、
結果的に人の口に入るのに、それを知らせていないのはどうかなと思った。
だからちゃんと選ぶべきと思った。
・国連が余ったものを買い取って、貧しい人に輸送できるルートを作ればいい。
・その国連が買い取るお金は?どこから来てるの?
・質より量、消費者にばれないように大量に作っているのが好きじゃない。
・賞味期限と消費期限は自分が食べていないので実感としてわからない。
この2つはどうやって調べているの(決めているの)?両方書けばいいのにと思った。
・日本の食料自給率が低い。政府は企業への経済的な政策が多いけれど、
農業への支援も増やしたらいいと思った。
・土地を交換するのは面白いのかなと思った。例えば、中国と日本とか。中国の土地で作物を作るとか。
・日本でだけしか作れない作物を作り、物々交換するのはどうか。
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ここでもいろんな疑問やアイデアが出ました。
この日の後半、スタッフからのミニ講座は『奇跡のリンゴ』の紹介。
農薬を使わずにリンゴを実らせる、という奇跡に挑戦し続けたお話。
自然と向き合いながら試行錯誤をし、何度も諦めかけながらそれでもチャレンジし続けた姿が、朗読される文章からでもよく伝わってきました。
しんみりと真剣に、お話を聞く時間になりました。
その後は、感想・疑問を出してみます。
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・ブドウとか他の植物でもできるのではないか
・どの食べ物も、人間が作りだしたものではなく最初は自然にあったものだと思った
・もし死のうとしていなかったら発見することもなかったから
あきらめようとして死のうとしたことも、発見をしたことに対しては大切
・野生の木を見て、できると思ったことがすごい
・自殺しようとして、自分が死んだらもっと家族が幸せになるというのは
そんなことはないはず。リンゴのことを考えすぎ。もっと家族のことを考えたらよかった
・家族のことを考えたら、人の命の方が大切だった
・人間はどうやって作られたのか?なぜ存在するのか?
・人間は賢い。それにも理由がある。
・木村さんは無農薬のリンゴを作らなければならなかった、のだと感じた
→死ねなかったのには意味があったはず
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深い感想も出ましたね。
今度は「流通」について学びます。(J.S.)