世界の料理 アルゼンチン


2019年度最初の世界の料理はアルゼンチンです。

1回目の事前学習、「アルゼンチンってどんな国?」ではアルゼンチンの位置、気候や風土、食文化、世界遺産などを学習しました。

 

南米にあるアルゼンチンは地球儀で見ると、日本の反対側にあり、一番距離が遠い国です。

ジェット機で約30時間かかるとスタッフから聞いてみんなびっくり。

国土は日本の7.3倍あり、南半球なので季節が逆で時差が12時間あります。

16世紀にヨーロッパの国に侵略され、人口の97%がイタリア、スペインからの移民です。

南北に長い国土に、険しいアンデス山脈やパタゴニア(半砂漠の大地)、南のバラデス半島にはアシカやシャチが生息し、氷河があるというあらゆる気候を持った国だということを知りました。ラプラタ川の河口にはパンパと呼ばれる広大な平原があり、牧畜が盛んで、そのため世界一二を争う牛肉消費量国となっています。

 

アルゼンチンと聞いて思い浮かぶことを紙に書いてもらうと、「アンデス山脈」「サッカー」

「マラドーナ」「トウモロコシ」「アルゼンチンタンゴ」などがありました。

時間の最後にイグアスの滝やパタゴニア、ペリモレノ氷河、ゾウアザラシ、アルゼンチンタンゴなどの画像や動画をみんなで観ました。

 

2回目はアルゼンチンの家庭料理、「エンパナーダ」と国民的お菓子「アルファフォール」を作りました。

「エンパナーダ」は野菜やミンチを塩コショウ、クミンなどの香辛料と一緒に炒め、小麦粉でできた皮に包んでオーブンで焼いた料理です。

玉ねぎ、ニンジン、ミンチを炒め、ゆでたジャガイモ、ゆで卵を加え

 

餃子の皮のように丸く伸ばし具を包みます。

 

 

「ドルセデレチェ」は丸形のクッキーに「アルファファール」というミルクジャムを挟んでココナツを周りにまぶしたものです。

ミルクと生クリーム、砂糖、バニラを時間をかけて煮詰めてミルクジャムを作ります。

クッキー生地の型抜きにとても苦労しましたが、なんとか出来上がりました。

具がいっぱいつまったエンパナーダは「おいしい!めっちゃボリュームがあるね。」と好評で、アルファフォールはミルクジャムの甘さにココナツの食感が新鮮でとてもおいしく出来上がりました。インディオから受け継がれてきた、アルゼンチンの人の健康を支えるマテ茶も飲みながら中学部みんなで帰りのミーティングをしました。

まとめの冊子の感想には「アルゼンチンの文化を知れて良かった。エンパナーダは餃子に似ていたから、色々な国で似たようなものがあって面白いなと思った。」「クッキーのミルクジャム(アルファファール)は結構煮込むんだなと思いました。アルゼンチンの事を知れたから良かったです。」「作る工程では色々ミスもあったが、とにかく楽しく面白かった。海外の料理を作るのは初めてだったので、とても良い経験になった。」などがありました。

はるか遠くの南米の国アルゼンチンについてほんの一部でも知ったことが楽しく、これからも外国の文化に興味が広がればと思います。

2学期には海外研修を控え、日本と違う色々な事に興味を持ち、見聞を広め楽しんでほしいと思いました。

M.Y