カイロをつくろう!


中学部のコリス(サイエンス)の時間に、カイロを作りました。

今回は前回の反省を活かし、ファシリテーター2人に3週間前から準備をお願いしました。準備は、プログラムに何をするかを決定→必要な材料や道具の調査とスタッフへの説明→当日のタイムスケジュールの決定という段取りで進みました。

当日は、手作りカイロの作製方法の説明→なぜ発熱するのかの調査→手作りカイロ作りというタイムスケジュールでした。

実は、この手作りカイロ作りに関しては、スタッフも事前実験をしていません。どうしたらよく発熱するカイロになるのか、全くの手探りでした。

1回目のチャレンジでよく発熱するカイロができた人はいませんでした。
その後、塩水の濃度を濃くする、キッチンペーパーの面積を広くする、活性炭を細かくする、たくさん振るなどの工夫を凝らし、何度も挑戦しました。ネットを使っての調査を進めながら挑戦を続けていきました。

10人参加者がいましたが、プログラム実施中によく発熱するカイロができたのは1人でした。

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ファシリテーターの感想

TYさん:2回目のファシリテーターで少し慣れてきた部分はあるけれど、THさんとの協力があまりできなかったところがあったので、次にファシリテーターをするときは、もっと協力できるといいと思う。

THさん:久々のコリスで楽しかった。初めてのファシリテーターだったが、準備とかを計画的に進められてよかった。自分の実験は成功して、カイロの温度が40℃まで上がったのがよかった。ポリ袋に入れないで振った方が温度が上がるので、それをみんなに伝えられたらよかったなと思った。来学期もファシリテーターに挑戦してみたい。

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THさんの感想に書いてありますが、鉄粉が酸化するときに発熱するので、酸化がある程度進むまでポリ袋に入れないのは大事なポイントです。
いろいろなやり方を試してみたり、調べてみたり、チームで納得できる「これや!」に迫る過程を経験してもらいました。うまくいかない方法をたくさん見つけるのも、大切な体験ですね。
(NY)