3月12日、こどもの森で卒業式と卒業を祝う会が行われました。
今年は、小学部5名と中学部3名の8名が卒業の日を迎えます。
昨年に引き続き今年もコロナウイルスの影響で、ライブ配信も使いながら式が行われました。
いつもとは違う少し緊張したような空気の中、卒業生が堂々と入場しました。
はじめに、校長みほさんからのお祝いの言葉。
本当は何が正しいのか分からない中で、国や大人が言ったことに従わなければならないという空気が広がったこと。そこに違和感をおぼえたこと。
誰かが正しいといったことを覚えるという学びではなく、それぞれが学びの主人公になること、学ぶと生きるを自らデザインすることを大切にしてほしいということ。そして、これから難しい状況になったとしても、みんなが行く方向ではなく、自分の心が言う方向に、自分の納得いく道を選んでほしいという思いが伝えられました。
小学部の卒業生に卒業証書と記念品が贈られました。
そして、スタッフからの贈る言葉。
彼らの学んできたこと、そしてそのままの自分を大切に、という温かいエールが贈られました。
最後に卒業生からの一言。
それぞれが小学部で学んできたこと、楽しかった思い出、自分への気づき、どんな自分も受け入れることができるようになったなど、様々な思いを話しました。
続いて中学部の卒業生に卒業証書と記念品が贈られました。
そして、スタッフからの贈る言葉。
それぞれの持つ良さ、強さ、しなやかさ、これから新しい世界へ羽ばたき、そこでも自分のやりたいことをやっていってほしいという言葉が贈られました。
中学部の卒業生からの一言。
こどもの森での生活で学んだこと、数えきれない思い出、入学した時と今の自分の違い、これから頑張っていきたいことなど、思い思いに話しました。
卒業生8名が、自分の思いやこれからのことを話す堂々とした姿はとても立派でした。
卒業式が終わり、卒業を祝う会へうつります。
卒業を祝う会は、実行委員が中心となり、在校生が企画や準備をしてきました。
音楽ABC、ヲタ芸、クイズ、ビンゴなどの出し物の発表がありました。
この日のために練習してきた成果を卒業生への贈り物として発表しました。
最後にはサプライズで風船と紙吹雪が降ってきました。
窓には卒業生の写真と、卒業おめでとうの文字。
卒業生に喜んでもらいたいという温かい気持ちが伝わります。
今年もみんなが会場でお祝いすることはできませんでしたが、いろいろな場所から卒業生をお祝いする事が出来ました。温かく優しい、こどもの森の卒業式と卒業を祝う会が終わりました。
卒業生のみなさんは春からもきっと、自分も人も大切に、それぞれの道を歩んでいくことでしょう。そんなみなさんをいつでも応援しています!
(K.Y)