個人のプロジェクト学習、3年生の1年間は大きなプロジェクトの計画を立ててチャレンジすることになっています。
今年度の3人の3年生が取り組んだ卒業プロジェクトの発表会をしました。
司会の人から発表会の案内がありました。3年生の3名が発表をします。
「鉱石」
3年生の初めに卒業プロジェクトを考えた時に、気になった鉱石のことを調べていくことにしました。そもそも「鉱石」とはどんなものを指すのか、普通の石との違いは何か、鉱物とは?など、進めていく上でたくさんの問いに向き合いました。その上で、選択プログラムの学習を自分で作ってクラスメイトとビスマスの結晶を作る実験をしたり(その時の様子はこちら!)、家族で鉱石が見られるところに行ったりして調べを深めていきました。
当日も拾ったものや購入にしたものなど、いくつかの鉱石を見せてくれました。また調べた内容を綺麗にまとめたノートもあり、鉱石に向き合ってきた様子が伝わりました。
長期間進めていく中で、本当に一番やりたいことだったのかという疑問が湧いても、最後まで続けたという話もありました。やりたいことは何かという問いに向き合いながらも、学びを進めていったことも大事なポイントだったかもしれません。
「英語・スペイン語」
サッカーの推薦で高校への進学が決まっていました。将来は海外でプレーすることも見据えて、英語を身につけたい。そして海外ならスペインでプレーしたいからスペイン語もできるようになりたい、という思いから長期プロジェクトでは英語とスペイン語を身につけることにチャレンジしました。
計画を考え、英語のネイティブ講師との会話のビフォアー動画を撮ってみたり、いろんな勉強法を試したりしました。試行錯誤しましたが、思ったよりも習得することが難しく、満足がいくほど身につけることはできませんでしたが、その過程で学んだことを伝えました。
質疑応答では、スペイン語を話してみてほしいという声に答えて自己紹介を披露しました。
結果にこだわるよりも、自分のチャレンジがあり、それに対する振り返りを通して大事なことを学んでいたように感じます。
「可動戦車模型製作」
戦車が大好きで、ラジコンのコントローラーの仕組みに興味が湧いていたので、戦車のプラモデルにコントローラーの基盤を入れて、ラジコン戦車を作ることにチャレンジしました。
戦車の解説もしてくれました。
ラジコンにした時のこだわりも伝えてくれました。
3Dプリンターも駆使して試行錯誤しました。細かい部分のこともわかりやすく伝えてくれました。
実際に動かす様子も見せてくれました。
不完全な部分もあったとはいえ、長い期間をかけて試行錯誤していったプロセスが伝わってくる発表でした。
卒業プロジェクトでは、自分のやりたいことを自分の計画で進めていき、形にしていきます。
その後、卒業していきましたが、卒業式・卒業を祝う会の様子はこちらです↓
※小学部の卒業式と一緒に行っています。
中学部で学ぶと生きるをデザインしていった成果が表れていたと思います(J.S)