自分の感情に意識を、そして場も大切に


新学期が始まりました!

こどもの森では始業式のような儀式はなく、ロングハッピータイムや夏休みの報告という各自が夏休みのことを話すサークル対話から始まります。

夏休みの報告では、自分で立てた基礎学習計画の出来具合や、クッキングや雑誌づくりなどプロジェクトとして取り組んだことを紹介し合いました。

3ヶ月かけて準備して臨んだライブについてまとめたものを持ってきた人もいて、それぞれの楽しみが、それぞれの形で表現されている時間でした。

 

 

更に、2学期のオリエンテーションとして、今回取り組んだのは「自分の感情にフォーカスして、もう一度1学期を振り返る」ということでした。

感情のリストを見て、スタッフからの例を参考に、まずは自分のことを個人ワークで書いていきます。

意外と感情に目を向けるということは普段していなくて、いざ言葉にしようとするとなかなか難しいです。

それでも、そういう視点を持つということ自体が大事ですね。

 

その後にグループに分かれて、それぞれの振り返りを聞き合って、NVCのニーズのカードを見て、聞いた人が直感で選んだカードを発表した人にプレゼント。

※NVCとはNonviolent Communication=非暴力コミュニケーションのこと
参考:NVC Japanのホームページ

もらった人はそれを記録して、その中から1つだけ自分で一番合っていると感じるものを選びました。

 

自分の感情を出してみて、それを発表して聞いてもらい、フィードバックをもらって、自分のニーズを言葉にしてみる時間でした。

 

続きとして、別日になりましたが、今学期大切にしたいことを確認。

その中で、自分や周りの人を大切にすることに加えて、表の感情の内側にニーズがあるということも知りました。

 

そこから外に出てお話をすることに。

近くの公園でサークルになってお話。

 

中学部では今までも共有してきた

・自分を大切にする

・他人(ひと)を大切にする

に加えて

・場を大切にする

ということを加えることを提案。

 

それについて思うことや意見を出し合いました。

・場に遅れないで参加するということは、その場やそれを作っている人たちを大切にすることだけど、そもそもその場自体が大切にしたいと思える場であるかどうかも大事ではないか。

・場を大切にしようとして、自分を大切にできないようなことにならないかと思う。

というような意見が出ました。

 

自分を大切にすることから始めて、それぞれが主体的に関わって一緒に場を作っていくような中学部になればと思いつつ、今学期もスタートです。(J.S.)

 

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