【海外研修旅行】2024マレーシアの旅⑤ 先住民の村にホームステイ!


マレーシア研修旅行記もいよいよ大詰め。

X 全日程のまとめはこちら↓(とってもこまめにツイートしてくれてて、ライブ感満載です)

ジャングルに囲まれた村にホームステイ!

マレーシア6日目。
中学生たちは昨日の夕方より、2~4人グループに分かれて
6軒のお家にホームステイさせていただいてます。
ここからはホームステイ先でそれぞれ別々の活動です。
学校スタッフとCFFスタッフが各家庭に1名同伴しました。

場所はパパールから車で山の中へと入っていった、
完全にジャングルの森の中。

ここに集落があり、ドゥスン族などの先住民の方たちが暮らしています。

Googleマップで現在地を確認。

ホームステイ1日目の夜は、それぞれのお家で日本からのお土産を渡したり、
家の子どもたちと一緒に遊んだり、
夕食をいただいたりして終わりました。

お家によって家族の人数も様々だったようで、
ご夫婦、子ども4人、おじいちゃんの6人家族のところもあれば
おじさんおばさんいとこもいて大所帯の家族や、
一番びっくりしたのは、80人も家族がいるというお家もありました。
いつも80人いるわけではなく、「家族」とされている人が80人いるという感覚のようです。

こちらはこの村の牧師さんのお家。

 

エアコンもWi-Fiもない場所での暮らし

ホームステイ2日目。
あるお家では、朝から池の魚や飼っている豚にエサやりをして、
タピオカの木の伐採をしたそうです。

また牧師さんのお家では、朝から教会のお掃除をして、
家の向かい側に広がるジャングルに入っていって、何やら食べられる葉っぱの収穫をし、
それをみんなで揉んで下ごしらえをしました。

 

揉んだ野菜はアンチョビとともに炒められました。美味しかったです。

森の中で川遊び。
崖から飛び込んだり、急流すべりを楽しんだり。

午後からは6家族のうち5家族が集まり、川遊びに連れて行ってもらいました。
車の荷台に乗るという、楽しすぎる体験も。

森を抜け、川を渡ってたどり着いたのは、
せりだした平たい岩々のある川辺でした。

さっそく川へ入る人、
岩の上で様子見する人。
大きな犬もみんなを見守っていました。

そのうち、崖から飛び込みをする人が現れて
みんなが見守る中、勢いよく水に飛び込んだり、
徐々に高さを上げていったり。

現地の若者が7~8メートルはありそうな高さから飛び込んだ時には
みんな驚いて大歓声でした。

 

夜は村あげてのクリスマスパーティ。
心づくしのご馳走と、歌い踊る教会での音楽LIVE。

それぞれの家庭に戻り、
軽く食事をいただいてほっと一息していると、
「今夜は全部の家の人たちが集まって、教会でパーティをします」
と。
どうやら、わたしたちがここに来るのに合わせて、
一足早いクリスマスパーティを開いてくれるつもりのようでした。

「これを着て参加してください」
と渡されたのは、マレーシアの民族衣装の柄のTシャツでした。

言われるままに教会横の「食堂」に行くと、
大勢が食事をする用意がすでにできていて、
三々五々みんなが集まってくると、食事スタート。
バイキング形式で、好きなものを好きなだけお皿にとっていただきました。

食事が一段落すると、今度はみんなで教会に移動。
現地のみなさんが教会の入口から室内にかけて、1列に並んで
わたしたち一人ひとりと握手で歓迎してくださいました。
(この歓迎の仕方は、CFF子どもの家でも教会の方たちがキャロルを歌いに来られた時にもされたものでした)

各家庭ごとにかたまって教会のベンチに座りました。
そして、始まる音楽LIVE。
歌がとっても上手なアンクル・ジョニーが、ノリノリで賛美歌のような歌詞の歌を歌っていました。
聴いている現地のみなさんも一緒に歌い、振り付けをしたりしていて
すごく盛り上がっていました。

牧師さんのお説教もパワフル。

教会というと、静かで厳かなイメージでしたが、
爆音でLIVEをするというスタイルに、度肝を抜かれました。

よく見ると、この教会にはキリスト像が見当たりません。
祭壇らしき場所にはドラムやキーボードが置かれ、完全にLIVEステージでした。

 

夜遅くまで続く、爆音LIVEとお祈りの時間。
体調が合わずリタイアする人も。

中学生の中には、耳が敏感な人も何人かいて、
この大音量がつらくなってしまい、途中リタイアする人が続出でした。

現地の子どもたちの中には、幼児も何人もいましたが、
夜の10時にこの状況でも全然平気そうで、びっくりでした。

みんなで踊る場面も。

夜遅い時間でも、まわりがジャングルだと
騒音問題も起きないのだな、と思いました。

ある家族はみんなの前でダンスを披露する予定で、事前練習をしていたそうですが、
そこの家族の中学生たちが全員リタイアしてしまったために、
ダンスはシャシャとその家族の方の二人で踊ってくれました。

なんだかいろいろと文化の違いを感じずにいられない一夜でした。

LIVEの最後は、お祈りの時間。
家族ごとに輪になり、現地の家族から中学生たちの旅の無事を祈っていただきました。

家族ごとに記念撮影。

気づけば夜中の12時。
旅の疲れもあり、早々と寝た人もいたようですが、
最後までパーティに参加した人たちも、この夜ばかりはすぐに布団に入って寝ていたようです。

パーティの賑わいとは真逆の、静かな時間となりました。
牧師さんご夫婦と少しお話をしました。

村をあげての歓迎パーティへの感謝と、
大音量や旅の疲れでリタイアした人たちがいたことを伝えると、
「Oh、わたしたちは初めてホームステイを受け入れるという体験をしました。
なので、行き届かなかったことがあったと思います。それについて、謝罪します」
と答えてくださいました。

あと、気になっていたこと、なぜキリスト像がないのかを尋ねたところ、
「イエスは一人ひとりの心の中にいます。」
と答えてくださいました。

偶像を崇拝するのとは違う、もっと本質的なものを感じる言葉でした。

 

お世話になったマレーシアの家族との別れ。

翌朝。
マレーシアの家族と最後の食事を済ませると
みんなは牧師さんのお家に集まってきました。
お別れの時です。

それぞれ家族たちとあいさつしたり、写真を撮りあったりして
みんなで集合写真を撮って、いつものバスに乗り込みました。

現地の生活を体験した2泊3日。
エアコンもWi-Fiもお湯もない暮らしでしたが、
中学生たちにとって、とても貴重な思い出深い3日間だったことと思います。

 

さあ、マレーシア研修旅行最終日。
ここから、ボルネオ鉄道と3宗教が密集する街を見に行き、
CFF子どもの家で最後の夜をすごします。

(A.M)