卒業プロジェクトの発表


2月24日、中学3年生の卒業プロジェクトの発表がありました。

発表前のバタバタはいつも通り…朝からパソコンを開いてぎりぎりまで準備に追われていました。こどもの森中学部の3年生は「やることが多い~!」と毎年悲鳴をあげているような気がします。とくに3学期はあっという間に過ぎ去ります。「もっと計画を立てて進めばよかった…!」という声も聞こえてきますが、追い込まれてから底力で仕上げていく姿にいつも驚かされています。今年の3年生も最後まであきらめずに取り組んでいました。

発表ではうまくいかなかったことも含めて、どういう思いで取り組んで、今自分のことをどう思うのかを伝えてくれました。スタッフはときおり相談に乗ることはありましたが、最後の発表をどうするかはそれぞれが自分で考えて導き出していました。発表を聞いて、改めて「この人はこんなふうに感じていたのか」ということが分かりました。

卒業プロジェクトのテーマがなかなか定まらずに苦戦していたことも、テーマは決めたものの、どのように進めていくか悩んできたこともありました。何を成し遂げたか以上に、取り組む中で、自分と向き合い、これまでの自分を振り返る中での変化に気づき、何が好きでどんなことに興味があるかを知り、どのような関わりをしていきたいかを考え、そうした工程こそが大切な学びだったと思います。

発表を終えた3年生は清々しい顔をしていました。すべてが完璧にできたわけではないかもしれないけれど、今の自分としてやるべきことをやった、その達成感があったように感じました。(S.N)