取材にでかけよう!
中学部の次のオリエンテーションのテーマは「マイメディア」に決まりました。ある特定の地域、もしくはひとつの分野・仕事に着目して、それぞれにテーマを設定し、取材に行ってもらいます。今回、中学生にはインターネットで情報を集めるだけでなく、実際に現場を訪問することや関係者から直接話を聞くことに挑戦してもらいたいと思っています。
「らいとぴあ21」・「芝楽」を訪問
2学期の終わりに、「NPO法人 暮らしづくりネットワーク北芝」が運営されている「らいとぴあ21(萱野中央人権センター)」とコミュニティスペース「芝楽」の店舗を訪問しました。「暮らしのネットワーク北芝」は大阪府箕面市・萱野地域にて、地域の課題を解決するために活動されています。スタッフの方にお話を伺えることになっていたので、中学生たちは事前にインターネットで、その地域の成り立ちやそれぞれのお店について調べて、どんなことを聞いてみたいか、質問を考えていきました。
らいとぴあ21でのお話
当日は学校からバスで出発!この日は特に寒かったです~。
着いてから、2つのグループに分かれてお話を聞きました。「らいとぴあ21」では、主に子どもたちを対象とした事業について説明してもらいました。子どもたちの放課後の居場所である「ぴあぴあルーム」では、子どもたちが主体となって行事を決めていくと聞いて、中学生からは「なんだかこどもの森と似ているね」との声がありました。
その他にも、子どもたちは地域の中でさまざまなお手伝いをして、地域通貨の「まーぶ」を稼いでいるそうです。「まーぶ」は箕面市内のお店で使用することができます。
中学生からは、事前に調べるなかで、インターネットに出てきた情報について質問が出ました。それに対して、インターネットには事実でないことが含まれていたり、情報を歪曲して発信したりする人もいるということを教えてもらいました。インターネットの情報を鵜呑みにするのではなく、実際に関係者の方に話を聞くことの大切さを、改めて感じました。
コミュニティスペース「芝楽」へ
「らいとぴあ21」からコミュニティスペース「芝楽」へ向かいました。
「510(ごっとう)deli」「Bマート」「楽駄屋」で買い物をしました。「Bマート」には、日本・世界各地から思いを込めて作られたものが並んでいます。中学生は「見て見て、これ」「かわいい~」と口々にいいながら、商品を手に取っていました。そして、駄菓子を買いたい中学生のために、本来なら開店時間ではないのに、ご厚意で「楽駄屋」も開けてくださいました!さらに「510(ごっとう)deli」のお弁当はどれもおいしそう!お昼も近づいていたので、お弁当を買って学校へ帰りました。
「芝楽」は地域の方々をはじめ、訪れる人たちの憩いの場になっている、あたたかみを感じる素敵な場所でした。
今回の訪問では短い時間でしたが、「暮らしづくりネットワーク北芝」では地域の課題に対して、さまざまな活動を展開されていることを知ることができました。個人的にも知れば知るほど、この地域の魅力をもっと感じることが出来るんだろうなぁと感じています!そして、こどもの森と同じく箕面市にあるので、これからもつながりを持てたらいいなと思っています。
3学期にはそれぞれにテーマを設定してもらい、取材に出かけてもらいます。どこでどんな出会いがあるか、どんなことを感じて何を学ぶか、楽しみにしたいと思います!(S.N.)