学習のプログラムとして取り上げることが少ない日常について、簡単にご紹介します。

ハッピータイム
1日の始まりはハッピータイム(朝のミーティング)。メインの学習室にサークルになって座って、ひと言ずつ話をします(順番は必ず全員回ってきて、パスすることもOK)。


※写真は学期の初めの「ロングハッピータイム」の時間
誰しもが毎日必ず発言する機会を得ることができ、自分を表現することができます。そしてスタッフも含めそれぞれが話すことで、より深く知り合うことができる時間です。
カレンダーづくり
いろんな予定を自分たちでも組み立てていく学校なので、カレンダーはとても重要な役割を果たします。
今年度はそんなカレンダーを自分たちで作ろう!ということをスタッフから提案し、分担して作ることにしました。

それぞれの独自のカラーが出る作品がたくさん生まれました!学習室や階段の壁に貼っています。






目標を立てる
こどもの森では、学校やクラスとしての目標があるわけではなく、各自が自分の目標を持って日々の学習に臨んでいます。
学期ごとにどんなことにチャレンジしたいか、などを考えてシートに記入します。






自分を見つめ、自分なりの目標を持って過ごすことを大事にしています。
しいたけ育て始めました
なんと今年度から、庭の一角でしいたけ栽培(?)が始まりました!その第一段階として、木に穴をあけ、植菌作業をしました〜!
小学部の人たちと協力して作業をしました。





お昼休み
お昼休みは1時間あります。お昼ご飯を食べたり、話し合いをしたり、カードゲームで遊んだりしています。


ある水曜日、午後は自主学習でスタッフがいない学習時間を過ごしますが、昼休みは思い思いに過ごしています。
この日は2階では中学部の資金のことを相談するグループの人の話し合いがありました。


カードゲームをしている人たちもいました。
他にも1階のソファーで寝ている人、ホールでサッカーをしている人などがいました。
その他にも…

十二面体を作りました!これは朝のハッピータイムの時に、話すことがない人がサイコロを振って、その番号の話題について話すという仕組みがあるためです。
普通のサイコロでやっていましたが、もっと面があった方が面白いということで作ってくれました〜。

小学部の人と一緒にやっている図書委員として活動することもあります。


プロジェクトで使うためのハイスペックパソコンを手に入れることを目指したPCチームの話し合い。パソコンに詳しい人がいろんな提案をしてくれて、購入することができました!

今回の資金は、昨年度の教材費としてまとめてお預かりしたお金の残金を寄付してくださった保護者の方が何人もいて、それを学校全体の子どもたちの学びに還元するという意味でパソコンの資金に充てさせていただきました。


いろんな活動をしますが、リラックスも大事。扇風機にあたってボーッとすることもあったり、寝てしまうことがあったり…
<おまけ>哲学の時間
ワールドオリエンテーションの時間で、哲学をやりました!





「人はなぜ争うのか?」というテーマで哲学対話をしました。
昨今の国際情勢の中、争いが遠い世界のことでなく、身近のことがらとしても考えられる機会をつくりたいと思い、この時間を設けました。
こどもの森の哲学で大切にしていることは、「自分に問う」「話す」「聴く」の3つ。そのことを伝えた後に、2つのグループに分かれました。それぞれに対話をした後、それぞれ個人で、話してみて、自分の考えや想いを言葉にしてもらいました。
「人間である以上争いは起こる」「他の人をまきこむのが問題なのではないか」「争いから違う考えも生まれるのでは」など、たくさんの言葉を聞くことができました。
こんな日常を過ごしています。(J.S.)