英語・数学の共同学習


それぞれの進度やペースを尊重し、個別学習をベースに各自が学習計画を立てて進める基礎学習ですが、共同学習もあります。

英語

英語は日本人の講師によるクラスとネイティブスピーカーの講師によるクラスがあります。

いずれも習熟度に合わせて選択ができ、学年は混ざって集まっています。

今年度はネイティブのクラスにアリサさんが来てくれています。

Zineという手作りの雑誌のようなものをつくることを通して英語を学びます。

中学部の英語では「使う」ということを大事に英語を学んでいこうと考えています。

数学

今年度から『学び合い』を取り入れました。

3つのクラスで

  • 1年生内容
  • 2年生内容
  • 3年生内容

でクラスに分かれますが、どの学年も誰でも選択することができます。複数選択することも可能です。

実際に1年生で3年生内容のクラスに入る人もいれば、3年生で1年生クラスに入る人もいました。

共通のテキストを持ち、最初にその日に取り組むページを共有。

その後は各自で自分の課題に取り組み、わからない場合は周りの人やスタッフに聞いて進めます。

やってみると、それぞれが自分の課題に責任を持って取り組むことができる雰囲気になっていました。

能動的な学習ができるし、周りの人とやり取りしながら学ぶことができるので、楽しい時間になります。

時間割の都合で急遽中止になった日に、「なんとかして数学の時間をやりたい」と何人かが直接お願いしに来てくれたくらいでした。

共同学習についても自分で選択して学習を組み立てています。

それぞれのペースを大切に学びを作っていきます。

ミニ講座(図形)

お昼前のミニ講座の時間に週に2回、全学年合同で「図形」について『学び合い』をしています。

人数が多くてまとまりがありませんが、それぞれが自分なりに課題に向き合って、周りで困っている人がいればサポートして時間内にどうやって全員が課題をやり遂げるかにチャレンジしています。

実は全員達成ということへのモチベーションはそれほど高い雰囲気ではないのですが、その緩さも居心地がよい感じです。

かといって決して適当にその時間を過ごすような人もいない、不思議な空気の中で学んでいます。

(J.S)