1学期の数学共同では、正負の数から文字式まで取り組んできました。
後半は平面図形を学習しました。
まずアミさんが見せてくれたのは…
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わかりましたか?
長方形だった板に切れ目を入れて開いていくと、くるっと回って平行四辺形になりました。
図形にはそんな不思議な一面もあるのです。
初めの日のテーマは、小学校で学んだ図形についての復習。
いろんな形がありましたね。
思い出しながら、確認しながらプリントに描いていきます。
ここまでで三角形、四角形の分類ができました。
次の日は、図形の基本的な事項の復習と整理です。
角度について確認します。
内角や外角、などの用語に触れ、知らない部分は覚えていきます。
2本の棒で、対頂角について、等しくなるのか、なぜそうなるのかを考えます。
それ以外にも同位角や錯角について検討しました。
更に次の回では、復習した後にもっと詳しく角度の性質に迫っていきました。
数学では「証明」をすることが大切になります。
そういう観点から、図形の性質をどう説明するのか、を考えました。
積極的に前で説明に挑みます。
この日はジオ・ボードの紹介もありました。
木の板にクギで格子点を打ちつけてあるボードでは、輪ゴムをひっかけていくだけで
様々な図形を描くことができます。
そんな風に実際に図形を作りながら考えていくことができるのです。
更に1学期の最後の時間には、「三角形の内角の和が180度」の証明に挑みました。
三角形を、それぞれの角ごとに切り取って、合わせてみればまっすぐになり、
180度であることがわかります。
そして、これまでに学んだ平行線の性質を使って証明することができます。
また、外角の和が何度になるかも考えました。
この日は、「三角形の上を歩いてみる」ことで360度の角度になることを確かめました。
向きが分かるような旗が付いた棒を用意します。
ある1点から出発して、真っ直ぐ進み、角のところで向きを変えて曲がります。
それを繰り返して元の場所に戻ると、ちょうど1回転して同じ向きになります。
1回転したということは、360度回転した、ということです。
ただ、計算や図面上で数学的な事実を知るのではなく、実際に感覚的にも理解できるようなワークでした。
その後、校庭で試してみようというアクションも…
代数的なことも幾何学的なことも、アクティブに学ぶ数学共同でした。
2学期も共同で数学を深めていきます。楽しみですね。(J.S.)