今日の小学部集会の議案のひとつに、「おかしのこと」を1年生の男の子が提案していました。
先日、おでかけの日に公園でガムを食べようとしたら、周りの子に「ガムは食べたらあかんのちゃう?」と言われたため、何がよくて何がだめなのか知りたいということでした。
司会「前に話し合ったとき、ニオイのきついものは嫌な人がいるからやめると決まってん。ガムがだめということじゃなくて、ニオイということだったと思う。
でも、ずっと前に決めたことだから、また話し合って決め直したらいいと思うねんけど、何か意見はありますか?」
このおかしのことを話し合ったのは、もう何年か前のことだったため、今ここにいる人たちのほとんどがその時の話し合いに参加していませんでした。
少しの間、誰も手を挙げませんでしたが、4年の女の子がそっと手を挙げて言いました。
「わたしは、ガムがいやというんじゃなくて、ガムをくちゃくちゃ音を立てながら食べられるのはいやかな。」
またしばらくの間、沈黙。
司会の人がどう進めたらいいかとちょっと困った顔をしたとき、5年の男の子が手を挙げて言いました。
「なあ、誰もいやなヤツ(おかし)がなければルール決めんでもいいし、いやなんがあればルールを決めたらいいやん」
なるほどそうやな、という雰囲気になったところで、司会の人が進めました。
「じゃあ、今からファミリーグループで話し合って、いやなおかしがあれば紙に書いてください。」
そこで、子どもたちはそれぞれ4,5人のファミリーグループごとに意見を出し合いました。
青のり味のおかし、ガム、ニオイの強烈なスナック菓子、するめ、フーセンガム、ねりあめ・・・
するめは固いので口から出して見せてくる人がいていやだとか、
ねりあめは手についてねちょねちょするからよくないとか、
フーセンガムはつばが飛んできたり、くちゃくちゃいう音がいやだとか
いろんな意見が出てきました。
司会「じゃあ、今は中学生がいてないから、中学生も入れて決めたいと思います。
この意見を1つにまとめて次の全集に出すということでいいですか?」
みんな「はい!」
一度決めたルールでも、自分たちでまた決め直せるんだということを、子どもたちはよく知っていました。
来週の全校集会でこの話がどうなっていくのか、また報告できたらと思います。(A.M)