8月20、21日に、1泊2日の合宿を学園で行いました。
「どんな学びを作りたいんだろう?」子どもたちを大切にすることと同じように、
「おとな」自身も、心の声に耳を傾け、
本当の気持ちを大切にすることができる学び場づくりが今回のテーマです。
教員、学生、保護者の方など、遠くは熊本や愛知からも10名の方々に参加いただきました!
今回のキャンプ、会場は海モード。海に潜っていくように、じっくり自分と向き合う2日間が始まりました。
まずは、サークルになって自己紹介からスタート。
「ファシリテーターって何だろう?」「どうして在り方なんだろう?」
こどもの森で大切にしている哲学をお伝えします。
『能動的な聴き方・伝え方のワークショップ』
コミュニケーションをはばむ12のパターン・私メッセージなどを意識しながらペアになって、聴きあい・伝えあい。
つづいて、自分の存在を見つめるワーク。
ファシリテーターの問いかけから、最近の心が動いたできごとから、
どんな感情を持ちその奥にどんなニーズがあったのかを見つめていきました。
ニーズカードを使いながら、ペアになってお互いが心で感じたカードを渡します。
そして、学校のとあるシーンを想定して、シュミレーションワーク。
起こったできごとに、どんな感情とニーズがあるかを探っていきました。
休憩タイム。のんびりしたり、お茶したり、お話したり。。。ふ~っとひと息。
そのあとも自分を見つめるプログラムはつづきます。 自分の希望や怖れを、とことん感じてみます。
夜はお待ちかねの夕食!こどもの森のシェフが腕によりをかけたお料理。みんなでワイワイいただきました。
そして今回のキャンプのメインイベントの一つ。怖れを感じきる、その名も死のワーク。
いろんな問いかけから、自分をさらに深く見つめていきました。
そして夜はホールで、語り合う時間。遅くまでいろんなお話で盛り上がりました。
2日目は、あらためて自分の希望を感じ、言葉にする時間です。自分の一文を、洗練させていきました。
自分のことを伝え、相手の話を聴き、心で感じた相手のニーズカードを選びプレゼントしました。
受け取ると 「うれしい!」 「思ってもみなかったカード」 そんな驚きと笑顔が広がります。
2日間を通して、自分の気持ちをじっくり見つめる場面や、
参加者同士が語りあう場面、いろんなシーンがありました。参加者の方からは
「自分のなかのいろいろな気持ちに気づくことができた。」
「誰かに聞いてもらえる心地よさ」などなど感想をいただきました。
そしてキャンプが終わりを迎えるころの、みなさんの晴れやかな表情が印象的でした。
このキャンプをきっかけに、新たなスタートをする勇気がわいたり、
自分の想いに気づいたり、そんなきっかけの一つになればという想いで始めた今回のキャンプ。
参加者のみなさんの温かさや笑顔から、私たちスタッフも勇気をいただいた2日間になりました。(R.T)