3学期のテーマ学習は「防災」です。今日は子どもたちが学んできたことを小・中学部合同で発表する日。
その名も『 知っておこう!私たちの未来と防災展 』 子どもたちのアイデアから決まりました。
プログラムや会場ポスターの準備、当日の受付や司会も子どもたちが担当します。
はじめに中学部4人の発表です。タイトルは 「台風」 「(災害時に)本当に必要なものとは?」
「救助犬と警察犬の活躍」 「地震の仕組み」。 災害や防災にちなんで、
それぞれが興味のあることを調べ発表しました。
つづいて、低学年の発表です。
まずは 地震がおこった時にどうする!?の劇からスタートです。 3人の女の子たちが 『おはしも- おさない・はしらない・しずかに・もどらない』、と災害時に大事なことをお芝居で見せました。
そして、子どもたちがみんなで作った 『防災ハンドブック』
身を守る編では 学校、家、公園、スーパー、映画館。普段よく行く場所でもしも地震が起こったらどうするかを考えてみました。生きのびる編では、火の消し方、災害マーク、ハンカチを使って水を運ぶ方法を発表しました。
みんなで作ったこの防災ハンドブック。 実は会場で販売していたのですが、なんと完売!
(手に取っていただいたみなさん、ありがとうございました!)
子どもたちの目線で集めた防災ノウハウが、いろんなところで活躍するといいなと思います。
次に高学年によるブース発表。
『もし通学中に被災したら?』では、場面別にどのように行動したらいいのかをガイドブックにまとめました。
『身の回りの危険な場所』グループは家から駅、学校まで危ないと思った場所を探しました。塀の上に置かれた植木鉢、積み重ねられたブロック、看板などなど、通学路にいろんな危険があることが分かりました。その他に、応急処置を紹介するコーナーも。
『防災マップとシチュエーション別の行動』コーナーでは、家の近くの避難所と危険な場所を地図にまとめました。津波の高さによって避難場所が変わることや、最近がけ崩れがおこった斜面や傾いている電柱など近所にも危ない場所がいろいろあったことを教えてくれました。
『非常用グッズ』グループは災害時に役立つ備えを集めました。古新聞とビニール袋で簡易トイレを作れるコーナーも。見に来ていただいた方と一緒に作りました。
『サバイバルで生き延びる』コーナーは、水をろ過して飲み水にする方法や非常用レシピ、
災害が起きても心を落ち着かせるためにできることを伝えます。
お昼をはさんで、次は高学年Kくんの「地震の起きる仕組み」 、そして中学部による「地震の備え」 、
「災害ボランティア」、「身の回りの役にたつもの」の発表です。
「地震が起こった時に、自分で状況を判断すること」
「災害ボランティアがスムーズに動けるように国がシステムを整えたらいい」
「実験をしてみて失敗もしたけれど、全部成功するよりも失敗から知れることのほうがいい」
など、それぞれが防災について調べていく中で感じたことを伝えました。
一般の方もたくさん来ていただき、にぎやかに終えた今日のイベント。
子どもたち、それぞれの学びのかたちをお伝えする一日になりました (R.T)