燃えた後の空気は・・・?


今回の科学実験は燃えた後の空気について。

そもそも、空気の中にあるものは?と問いかける江角さん。

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「水素!」「二酸化炭素!」口々に言うみんな。

実際は窒素、酸素、アルゴン、二酸化炭素。

窒素(78%)と酸素(21%)を足したら99%で、二酸化炭素は0.03%しかないんだとか。
「えぇ~!」という声が上がります。

では、酸素が21%で二酸化炭素が0.03%だって本当か、試してみよう!

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専用の道具を使います。外気を吸ってしばらく待つと・・・

本当に目盛りがそれぞれ21%と0.03%に!

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ではその空気、燃やすとどうなる?

ろうそくを燃やした後どうなるか予想を立てます。

「すぐ消える」→3人

「少しの間燃えてから消える」→4人

実際は後者でした。

燃やした後の空気はどうなっているか、これも予想を立てて調べます。

空気自体はなくなっていないことを確認して・・・

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さっきの道具で調べてみると、酸素が約3%減って、反対に二酸化炭素が約3%増えていました。

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次は石灰水でいろんな実験。

鉄や、マグネシウム、紙を燃やしてその後の二酸化炭素を調べます。

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炭素があるものは燃やすと二酸化炭素が出るけど、マグネシウムは出ないことがわかりました。

 

最後は石灰水に

息を吹き込んだり

サイダーを入れたりして実験しました。
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息を吹き込み続けると白くなった石灰水が透明に戻ります。
それはなんでだろう?

江角さんが「でたらめな仮説をたてるよ」と言いました。
「こどもの森の子ども達は息を長く吹き込むと二酸化炭素が出なくなる」というものです。

実験で反論するには?

という問いにみんな「う~ん」と首をひねりました。

では、と江角さんが二酸化炭素のボンベを持ちだし、ずっと石灰水に吹き込み続けると、白くなってやっぱり透明に戻りました。
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「こんな風に実験で反論していくのが科学なんだ」

という言葉で締めくくられました。

試験管をふったり、石灰水は鼻で息を吹き込んでも色が変わるのか?と試してみたり、とても楽しそうな科学実験でした。(Y.N)

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