今回の科学実験は「ドライアイス」。
どんなものにも個体・液体・気体があるという話から始まりました。
個体は分子ががっちり集まってる状態、液体はゆるゆる、気体はびゅんびゅん!
ドライアイスは個体の二酸化炭素からできているというけど、本当かな?
石灰水をいれた試験管にドライアイスを入れて確かめました。
あ、白く変わった!
試験管からもくもく出てくる様子に楽しそうなみんな。
次はドライアイスで思う存分遊びます。
割ってみたり
床を端から端まで滑らせてみたり
スプーンをあててみたり・・・
滑るのは、ドライアイスよりも温かい床に触れて、勢いよく気体に変わっているから浮いているのだそう!
スプーンをあてるとドライアイスは「きゅ~っ」と鳴きます。
『それはなんでだと思う?』という質問に
5年生の女の子が「スプーンの熱で溶けて・・・振動して・・・」と答えました。
『何が出てくる?』
「気体」
『そうだね。その気体がスプーンを押し上げると思わない?
押し上げて、横から逃げる。スプーンが落ちる。押し上げる、落ちる、逃げる・・・』
なるほど~!それがすごいスピードでくり返されて、あんな音がするんだなぁ。
しかも、ドライアイスは個体から気体に変わると700倍にもなるそうです。
ビニール袋に入れておくとすぐにこんなパンパンに!
ついにはやぶれてしまいました。
フィルムケースのふたも飛んでいくくらいの威力。
ぽんっ!ぽんっ!!あちこちで試してみます。
お次は水に溶かす実験。
BTB液を使ってドライアイスを溶かした水を調べます。
黄色に変わってどうやら、酸性の液体みたい。
酸性は酸っぱくて、アルカリ性は苦い。
アルカリ性だった重曹をなめてみました。
苦そう~! しょっぱい+すっぱい+苦い というみんなの意見でした。
最後はみんなで水にドライアイスを溶かし、おいしいサイダーを作って飲みました。
注意点や味の調整の仕方を聞いて、「スーパーでもらってきたドライアイスでやってみよかな~」
と言っている子もいました。
ただ頭で考えるのではなく、五感を使って思いっきり楽しんだ科学実験。
最近科学が好きなスタッフも、みんなと一緒に夢中になるほどワクワクする時間でした。(Y.N)