【高学年テーマ】メディアのプロ、元新聞記者から学ぶ情報の伝え方。


3学期のテーマは
「きみも、メディアクリエイター」

生まれたときからスマホやパソコンがある生活をしている現代っ子にとって
情報発信はあたりまえの時代になってきました。
伝えたい情報を正しく伝わりやすい形で発信する力が大事です。
半面、メディアを使うことの難しさや危険についても知ることが重要な時代となりました。

3学期は、メディアリテラシーについて、発信するという体験を通して学んでいきます。

 

新聞の書き方から情報発信を学ぶ

1月15日、元新聞記者で今はメディア制作会社をされている、加星宙麿さんをゲストにお越しいただき、
効果的な情報発信の仕方を教えていただきました。

加星さんは子ども向け講座として、「新プリ」という新聞の号外の形を使ったワークシートを開発されています。
今回はそちらを使ったワークショップをしていただきました。

 

「必要とされるニュース」を作る人になろう!

「必要とされるニュース」を作る人になるための順番とポイントを、加星さんはスライドを使ってわかりやすく楽しく説明してくださいました。

①誰に何を伝えるか、はっきりさせよう

まず準備することとして
「誰に」「何を」伝えるかをはっきりさせること。
相手に伝わる言い方をすること、相手の役に立つために伝えることがポイントです。

②「だいどなどな」でまとめよう

次に、情報をまとめるときのポイントを教えてくださいました。

だれが
いつ
どこで
なにをした
どうやって
なぜ

この始めの1文字をとって「だいどなどな」と覚えます。
子ウシならぬ大ウシが荷馬車に乗っている画像にウケたのはスタッフたちでした。

さらにわかりやすく伝えるポイントは
①数字を使うこと
②ひとつの文に「何がどうした」を1つだけ入れること

なるほど、「いっぱい」という表現より「4つの」というように数字を使うと、より正確に伝わりますし、
1つの文章が長々と続くより、ひとつの文にひとつのことだけある方がわかりやすいですね。

③情報の集め方「ダイフク」

次に、情報を集めるときのポイントを教えていただきました。

情報を出すとき、自分が「こうじゃないかな」と考えたことはそのまま出さず、
情報を集めたり、確認する必要があります。

これがこちら。

だれが言った
いつ言った
複数で確かめる

始めの1文字をとって「ダイフク」と覚えます。
3つめの「複数で確かめる」は、複数の情報源で確かめるということです。

④最終チェックは、「人を傷つけない内容であること」

最後に、情報を出す前に注意すべき点について教えてくださいました。

それは

「人を傷つけないか」
「いやな気持ちにさせないか」

インターネットで広がると、情報はずっと残ってしまいます。
個人のことを勝手に書いてしまうと、最悪相手が亡くなってしまうかもしれません。
誰かのイラストや映像を勝手に使うのは、物を盗んでいるのと同じことです。
必ず注意し、見直しをしましょう、と加星さんは話してくださいました。

 

後半はワーク。
「今日のお話の内容を記事にしよう!」

さあ、いよいよ実践編。
「新プリタイムズ」と書かれた新聞の号外のような形式のワークシートに
それぞれ考えて書き込んでいきます。

最初に大見出しを書くのかなと思いきや、まず書くのは「まとめ(リード)」部分でした。
ここに「だいどなどな」で書いていきます。
次にその下の「なぜしたかを詳しく」の部分に、理由を詳しく書いていきます。

今回はワークの時間が少なかったため、残り時間で「タイトル」「サブタイトル」を考えて書き込みました。
タイトルは、リードの内容から作っていきます。
よくあるのは「〇〇について」というタイトルですが、それだと内容が読み手に伝わりません。
タイトルを読んだだけで内容が伝わるように、子どもたちは「う~ん」と考えながら書いていました。

ぱっと見ただけで「へえ、そんなことがあるんだ」とわかったり、
「おもしろそうだな」と感じるタイトルが、効果的なタイトルと言えそうです。

こちらが子どもたちが書いた新聞です。

 

このように、今回加星さんから、情報をわかりやすく、正しく、安全に発信するために必要なことを教えていただきました。
加星さん、お忙しい中お越しいただき、ありがとうございました。

これを土台に、3学期は子どもたちが実際に情報発信をしていく予定です。
(A.M)