低学年では、「こころとからだ」という時間がはじまりました。
包括的性教育の視点から、こころのこと、からだのこと、自分自身のことへの学びを少しずつ深めていこうという時間です。
カラーモンスター(こころの専門家)の絵本
その第1回目の先週です。「こころとからだが繋がっているんだな」ということを感じる時間にしたいと思いました。
まずはカラーモンスターの絵本を読み、こころとからだの3つのモードについて(炎モード・氷モード・森モード)お話ししました。
カラーモンスターはこころの専門家。
なんだか心がしんどくなってしまった主人公が、カラーモンスターを訪れるところからスタート。


「心の傷に絆創膏ってはれるかな?」「いや~、それは無理やろ!」と話しているところ
みんな、この主人公みたいに、もやもやしんどくなったことはある?という質問に
「ある!」
「起きられへんくなる~」
という人もいれば、
「嫌な気持ちになったら、イライラする!」
「弟をめっちゃ叩いちゃう!」
「うん、あるある~」
炎モード 氷モード 森モード
そこで、こころとからだの3つのモードのお話をしました。

イラストは「いろいろな気持ちの本」からお借りしました。
ほのお:イライラした時や 興奮した時 うれしすぎる時 めちゃくちゃがんばっているとき ゲームしている時
心拍は早く、強く、 呼吸は早くて浅い
氷:心配だったり、悲しかったり、何かよくわからないけどしんどくてやる気が出ないときなど
心拍は遅く、弱く 呼吸は遅くなる
森:おだやかで 頭がすっきりしていて いい気持ち 明るい気持ち
心拍も呼吸も ちょうどいい速さ。
(※ポリヴェーカル理論 参考)
「あるある~!」
「わかるわ~!」
と、子どもたちは、自分の経験を思い起こしながら、興味たっぷりに聞いています。
スタッフ「実は、先週、みんながすごく炎モードだったことを知ってるんだけど~。」
子どもたち「えー?先週? 何だった??」
スタッフ「金曜日に、めっちゃ楽しいこと、あったやん?」
子どもたち「ハロウィンパーティー!!?」
スタッフ「そう! みんな、めっちゃくちゃテンション上がって、炎モードやったわ~」
子どもたち「あーーー。そういえば…。。。」
パーティーの日に、盛り上がりすぎて、余計なケンカも起こり、嫌な気持ちになった人がいたこともあり、みんなは炎の時のイメージはしっかり持てた様子でした。
この3つのモードの話は、スタッフの想定よりも、はるかによく子どもたちに伝わったような感触がありました。
こどもの森の低学年の人たちは、普段から感情を抑えることをあまり言われずに、存分に味わう機会も多いからかもしれないな、と感じました。
「炎と氷、どっちの方が悪いん??」
そこで、こんな質問が。
「炎と氷、どっちの方が悪いん??」
――すると
「いや、悪いとかはないねん!」
「全部大事やねん。」
と一人の子がすかさず返しました。
スタッフからも「森がよくて、炎と氷は悪い」と思ってしまうかもしれないけれど、そうではなくて。全部自分だし、全部、必要な状態なんだよ、という話をしました。
「でも、ずっと炎、とか、ずっと氷は…」
「ちょっとしんどそう。」「大変そう。」「体にも悪そう…!」
カラーモンスターと一緒に深呼吸
そこで、安心・安定の「森モード」になるために、一番簡単な方法は
「深呼吸!!」
絵本を使って、カラーモンスターと一緒に、目を閉じて、森をイメージしながら、ゆっくり3回深呼吸をしました。
深呼吸をすると、心拍のスピードが安定し、すると、心も勝手に森の方につれて行ってくれるという不思議…!
こころとからだのつながりを、みんなで確かめました。
こころの救急巾着づくり
深呼吸だけではなく、今回はこころの救急箱、ならぬ、「救急巾着」づくりをしました。
森モードになるために、自分にとって大切なもの、場所、やると安心すること、かけたいことば、一緒にいたい人…などをカードに書き込みます。


そこに、好きな色のふわふわや、フェルトの♡をつけ足して
好きな色の布を選んで

わたしはわたし

工作やプロジェクトも、チューニングタイムですよね
そっと包んで

紐できゅっと縛って完成です~

ふわっとした救急巾着の完成~
自分で思いつきにくい人は、スタッフと話しながら進めました。
この巾着づくりには、夢中になった人も多くいて、あたたかくて幸せな空気が流れていましたよ。
「救急巾着は、時々開けて、中身をみたり、好きなものを入れたりしてみてね~!」
とお伝えしました。
この巾着をお守りに持ちながら、これからも、いろんな感情を存分に味わってほしいなあと思います。
(Y)

こちらの絵本を活用しました~