「こどもりごみ問題対策本部」では、着々とごみ問題対策について活動をしています。
今回は、天神祭ごみゼロ大作戦について、World Seed代表の岡見さんをゲストに迎え、お話をしていただきました。
天神祭には、毎年とても多くの人が集まり、そして大量のごみも出ていました。
その状況をどうにかしようと、天神祭ごみゼロ大作戦が2017年よりスタート。
https://www.tenjin-gomizero.jp/
3Rってなに?
最初に、3Rについてのお話を聞きました。
「3Rってきいたことある人?」
という問いかけには、たくさん手があがりました。
「じゃあ、その3つのどれか知っている人?」
と聞かれると…
「リサイクル!」
何人かの人が知っているようでした。

でも、その多くの人が聞きなれた「リサイクル」は、3Rの中では一番重要度が低いそうです。
一番大事なものは「リデュース」=ごみをへらす、出さない
そして、次が「リユース」=繰り返し使う
そして最後が「リサイクル」=資源にして再利用する
「水があふれてるコップがあったらどうする?」
「水をとめる!」
「そう。ごみも同じで、溢れないようにするには出すのをやめるのがいいよね。」
よく知っているリサイクルよりも大事なことがあるということを知ることができました。
そして、リサイクルは自分たちでやることは難しいけど、リデュースやリユースは
小学生でもできるね、ということも教えてもらいました。
人間が出すプラスチックの量はどのぐらい?
次に、海に流れ込んでいるプラスチックの量を教えてもらいました。
「世界中で1年間で海に流れ出るプラスチックの量、どのぐらいかわかる?」
うーん、見当もつきません…
「実は、800万トンです!」
あまりの大きな数字にイメージもわかない様子の低学年の人たち。
「じゃあ、飛行機で言ったら何台分だと思う?」
「10台ぐらい!」
「100台ぐらいやと思う~!」
「300台!」
「正解は……なんと約50000機分ぐらい!」
「「「えーーーーー!!!!」」」
「スカイツリーで言ったら222基!」
ちょっとこれでもイメージがわきにくいです。
「じゃあ、1日だと飛行機何台分かな?」
「計算できひん~!30ぐらい?」
「正解は…137台!」

たったの1日で、それだけの量のプラスチックが海に流れ込んでいるなんて、想像するのも怖い量です。
それだけ人間が生み出して、捨てているということですよね……
「これって、みんなは困ることある?」
「ある!それを食べた魚を自分たちが食べる。」
「カード1枚分ぐらい食べてるらしいよ。」
「生き物も死んじゃう。」
自分たちの生活への影響ももちろんありますよね。
天神祭のごみ、どうやったら減らせるだろう
そこで、天神祭の様子を教えてもらいました。
大人の身長よりも高く積みあがったごみ。
ごみばこではないところに置き去りにされたごみ。
分別も関係なしに捨てられたごみ。
写真をいくつか見せてもらい、驚く低学年の人たち。

「じゃあ、どうやってごみを減らしたらいいか、みんなで考えてみよう!」
数名ごとにアイデアを出し合いました。
低学年の人たちから出たアイデアはこんな感じ!
・ごみ箱をなくして、家へ持って帰ってもらう
・コンビニを減らして、持ち込まれるごみをなくす
・プラスチック容器とか使わずに、家からお箸とか持っていく
・プラスチックじゃない素材のお皿とかを使う
・ちゃんと分けて捨てるようにする
・家に持って帰って洗って工作に使う
・ポスターでちゃんとごみを分けてもらうように伝える
・ペットボトルを買わないように水筒を持ってきたり、水をくめる場所を作
・天神祭で使った食器を洗ってまたお祭りで使う
・自動販売機をなくす
・ごみを持って帰らない人には罰金を払ってもらう
・うちはは無料で配らないで、お金がかかるようにする
それぞれのアイデアを共有しました。
そして、最後に岡見さんから天神祭ごみゼロ大作戦で実際にやっている取り組みを教えてもらいました。
☆作戦1 エコステーションを作って声掛けをする
岡見さんが繰り返し言っていたのは
「そこらへんに捨てようと思ってポイっとしている人ばかりではないんだよ。
どうしても捨てる場所が無かったり、持って帰るのが難しかったりするみたい。」
だからこそ、わかりやすく分別できる場所を設置して、そして声掛けをすることでとても効果があったそうです。
低学年の人たちのアイデアでも、ポスターや声掛けがあがっていましたね。
☆作戦2 リユース食器を使う
食器は繰り返し使えるものを使用しています。
1回で4万食分ぐらいのリユース食器を準備して、屋台の人に使ってもらっているそうです。
お祭りで出るごみの一番多いものは、使い捨て容器です。
リユース食器にすることで捨てる数を減らすことができたそうです。
本当は、マイ食器をみんなが持ってくることでリユース食器を作るための資源やエネルギーも減らせるんだけど…と岡見さんもおっしゃっていました。
いつかはお祭りもそういう風になったらいいなと思います。

☆作戦3 最後は拾う
そうはいっても、ごみは落ちてしまうもの。
最後はボランティアの皆さんがごみ拾いをしています。
こういう風に「ごみを減らそう!」という気持ちを持った人たちが集まり、
天神祭には、1000人ほどのボランティアの人たちが関わり、ごみゼロ大作戦を続けています。
こどもりごみ問題対策本部は、こどもの森でできること、お家でできること、個人でできることなど、ごみ問題の対策アイデアを考えていきます。
低学年の人たちは、天神祭ごみゼロ大作戦からどんなアイデアをもらったのでしょうか?
(K.Y)