World Seed代表の岡見さんをゲストに迎え、天神祭ごみゼロ大作戦について、お話をしていただいた日のこと。

まず、はじめに、ごみ問題でよく出てくるキーワード3Rの確認。
リサイクル・リユース・リデユース。
そして、岡見さんからの問い。
「私たちの社会では、どうしてリサイクルが一番知られているのでしょうか?」
商品を売りたい企業にとって、物を長く使い続けること、ごみを減らすことが促進されては利益があがりません。どうやって私たち消費者に一つでも多くの製品を買ってもらうかが命題。だから、ごみ問題の3Rでは、影響力の強い企業の推し進めている「リサイクル」が私たちの社会で広く知られている、というお話を聞きました。
ごみ問題に真剣に取り組もうとするとき、「リユース」「リデユース」つまり、物を大切に長く使い続けること、ごみをなるべく減らすことが一番大事だということを学びました。
日本の三大祭りの一つ、天神祭りのごみ問題とその取り組みのお話を聞きました。
日本で一番多くの屋台が出るお祭り。
2016年に天神祭のごみの調査がされました。
どの写真も悲惨なものばかり。

ゴミ箱から溢れかえったごみの山。
他にも、もとは、ライトを照らすための置きものだったものが、一度誰かがそこにごみを捨て始めたことを契機にどんどんとごみが捨てられ、「ごみ箱」になってしまった例。
誰かが置いた段ボールに、ごみがどんどんと捨てられてしまった例。そして、そこは、点字ブロックの上。
かんとびんと燃えるごみが途中から全く分別されずに溢れている例。
飲み終わった後のペットボトルがきれいに並べられたかのように捨て置かれている例。
多くの人はポイ捨てはしない。でも、捨ててよいと判断したところへは、どれだけごみが溢れていようと捨てる。人々がごみを捨てるときに、どのような行動をとるのかを学びました。
天神祭のごみ問題の課題を子どもたちと共有した後、2コマ目にグループに分かれて、ど
うすればごみを減らすことができるのか、アイデアを出し合いました。まずは、一人で考え
付箋に書き出します。

グループで共有し合い、難しそうなことと、簡単そうなことに分類します。

最後に、それぞれのグループで出し合った案を全体でも共有します。

以下のような実現可能そうなものから、ユニークなアイデアまでたくさんの意見が出ていました。
・ごみを捨てたら罰金をとる。
・屋台でプラスチック容器を使わない。
・ごみを持ち帰りにする。
・一人一人がごみを減らす意識をもつ。
・「ごみを捨てるな!」という感じの張り紙を貼る。
・お皿とかコップを持参する。
・一人でお皿とかを使いまわす。
・屋台の数を減らす。
・食べ物の容器を使わないで商品を売る。
・ごみ箱に捨てたら、お金をもらえる機会をつくる。(ちゃんとごみ箱に捨ててもらうために)
・お祭りに来れる人を抽選にする。
・ゴミを食べるロボットをつくる。
・宇宙にごみを捨てる。
最後は、実際に天神祭で取り組んだことのお話を聞きました。ゴミ箱の前に人をつけることによって、ゴミの分別がしっかりされるようになり、資源ゴミが増え、燃えるゴミが減ったそうです。洗って使える食器も使っているそうです。大きなお祭りやイベントのときに貸し出しをしてくれるところがあるとか。そんな仕組みがあるのですね。今後こうなったらいいなと考えているものに、来場者自らが食器を持参する、という方法も紹介してくれました。実際に別のイベントで、このような取り組みをしているところもあるそうです。
天神祭ごみゼロ大作戦の取り組みを頭に入れつつ、こどもりごみ問題対策本部は、今日も活動を進めています。