1学期のテーマは「水」!
低学年のみんなは、たくさん水と触れ合った後に問い出しをして、
・水のへんしんグループ
・旅する水グループ
・人と水グループ
の、3つのグループに分かれて学習を進めてきました。もうすぐ発表になります。
このブログでは、「たびする水グループ」の、これまでの活動の様子をお伝えします。
【※低学年のこれまでの様子&問いだしの様子は文末につけています♪】
水ってぐるぐる回ってるって…いつから?どんなふうに?
水は、地球の中を大きく、時間をかけてまわりつづけている。
そのループのことを「じゅんかん」と言うらしい…と知り、そのことに興味を持つ人たちが集まった「旅する水」グループ。
・雨はよごれているのに、どこでのめる水にへんしんするんだろう?
・水っていつからあるんだろう?
・水はどこからできたんだろう?
・水の赤ちゃんってあるの?
・水がなければ、人間もいなかったの?
などなどという疑問について、このグループでは調べていきたいということになりました。
調べながら、大きな「水の旅マップ」を作ろう!解説もつけたい!
と盛り上がりました。
雨は汚れてるらしいけど、どうやってきれいな水になるんだろう?
まずは、「汚れた雨が、どうやってきれいな水に変身するのかな?」という疑問からスタート。
浄水装置の話になりました。
去年「土」について学習したグループにいた人たちが数名いたので
「土がそのろ過の役割をしている!」という話になり
「森の土がいい!」という話になり
森の近くに住んでいる人に、「土をもってきてほしい」とお願いして、次の週までに持ってきてもらいました。
そして、わいわいと協力しながら簡単なろ過装置を手作りしました。
そこに 森の水/公園の砂/学校の庭の土 をそれぞれ入れて、
メチレンブルーという色素で青くした水をろ過してみると…?
じゃじゃーーん、結果はこんな感じ!
森の水はクリアな茶色だけれど、青色はすっかりとれています。
砂から出てきた水はほんとうに透明!だけれど、しみこみにくくて、ほとんど出てきません。
雨が森などの土にしみこんで、汚れがとれたり、栄養が染み出したりすること。
地面の種類によって、水の状態は変わるんだなあということは実感できました。
「海の水が、蒸発して、雲になる」を調べよう。
次は、「海の水が、蒸発して、雲になる」ときに、「しおみず」は「しお」と「みず」分かれるのか!?ということを調べようということになりました。
いろいろ考えて、「塩水をわかして、蒸発させたら塩ができる!」という意見と、「湯気を上でキャッチしたら、水ができるんじゃない?」という意見を組み合わせて、
写真のような実験風景に…!
熱すぎてやけどしないように、ビニールがとけないようにとヒヤヒヤしつつ、なんとか数滴の水をビニール内にゲットすることに成功!
なめてみたら、、「わ!全然しょっぱくない!」 「普通の水や!」「すごい!」
と大盛り上がり
ビーカー内に残った煮詰まった海水も 白くついた塩もなめてみたら、
「わーーーー!しょっぱい!」
海から蒸発するとき、「水だけ空に昇っていく」「塩は海にとどまる」ということが、よーくわかった実験となりました~^^
目の前の空気の中にも水は入ってるの?
今度はこんな話が……。
・ところで、すいじょうきって、見えるの?見えないの?
・今の目の前の空気にも水って混ざってるの?
・そらにも見えない天井があって、そこにすいじょうきがのぼっていって、ぶつかってくもになるんじゃない?
などなどのいろんな?が出てきたので
ちょっと動画をいくつか見てみました~!
・水の蒸発のしくみ
・空気中の水蒸気が水にもどるしくみ
・雲の発生
水蒸気は見えないんだね!ほっといても水が減るのかな?空気にも水が入ってるみたい!?
などなど、わいわい話しながら動画タイム
雲の発生の動画では、歓声と拍手!
水が蒸発して、空の上にのぼって行って、雲になるという仕組みが分かり、
なんと、雲のつぶには芯がある!ということも知れて、おもしろかったです。
実験も2つ!
① 空気の中の水蒸気を、水に戻す実験
ーつめたいコップのまわりに水滴がつく実験ですが、中の水が外に回ってくるんじゃない?という人が多かったので、コップにラップをして、それでも水滴がつくのかを実験しました~^^ 結果はご想像の通りです!
「この目の前の空気の中に、水蒸気があるんやな~!見えないけど!」
「空気飲み込んでも、喉はうるおわないけど~(笑)」
「いや!ちょっとだけ、喉はしっとりする!」という人もいました~^^
② コップの水が蒸発させて、ラップでキャッチしてしずくに戻す実験
これは半日ほどかかるので、明日までおいておこう~!
と 楽しみにして、後日ラップについた水滴を確かめていました^^
このような感じで、簡単な実験を少ししながら、水が雨になって土にしみ込んだときのことや、蒸発して雲になることなどの仕組みに想像力をはたらかせつつ、グループは進んでいきます。
今度は、しみ込んだ先の「地下水」のことや、川のことをもうちょっと知りたい!となって活動が進みます。
【後半につづく…!!】
※低学年のこれまでの様子&問いだしの様子♪
これまでの活動記事①②
このような活動を経て、
「やってみたいこと」「もっと知りたいこと」「ふしぎだなぁと思ったこと」
などを共有する問い出しの時間をとりました。
こんなにたくさん!
・水はなんで透明なの?
・氷の真ん中はなんで白いの?
・水はなんで揺れるの?
・雨ってどうやってふるの?
・水はなんで雲になるの?
・泥水を飲める水にしたい!
などなど、紹介しきれないほどおもしろいはてながたくさん出てきました。
ここからスタッフで話し合い、子どもたちの興味に沿ってグループを作り、
・水のへんしんグループ
・旅する水グループ
・人と水グループ
の3つのグループが完成したのでした♪