先日、低学年の人で絵の具あそびをしました。
コンセプトは「みんなであそぼう!」
絵の具という道具を使って、心をひらく時間として設定しました。
最初にスタッフから、これからの時間のことを説明します。
今日使う画材は、指で直接触ってそのまま使えるチューブ絵の具。
実際にスタッフが触って描いてみます。
そして今日は、「布」に描いてみることに!
スタッフが描く様子を見て、
紙と異なる感触はどんな感じ?
かすれ具合は?
異なる色を重ねてみたらどうなるかな?
みんな、うずうずして早くやってみたくてしょうがない様子(笑)
手足を使って、自由に布に描いてみよう!
早速園庭に移動して、みんなで大きな布を広げました。
躊躇することなく、たくさん絵の具を手のひらで布にバァ~っと広げる人。
周りの様子を見ながら少しずつやってみる人。
両手いっぱいに塗って、手形をする人
色を重ねて、その変化をどんどん試していく人。
絵の具を何色も布に直接出してから、手で押してみる人。
その手と手を友だち同士で合わせてみる人。
絵の具をひたすら手で揉みながら感触を味わっている人。
汚れるのが苦手で遠巻きに様子を見ている人。
楽しみ方がそれぞれなのがまた面白い!
味わった感覚をすぐ言葉にして周りのひとに伝えたくなるのが低学年。
「ねえ、見てみて~」
「わあ!こんな色になったよ~」
「見て~ゆうやけ~」
「感覚が気持ちいい~」
スタッフにも教えてくれます。
一人ひとりの時間
後半は、場所を移動し低学年の部屋で、自分の時間をじっくりと過ごします。
今度は白い画用紙や黒い画用紙を選ぶ人も。
筆を使って描く人
自分のお気に入りのキャラクターを描く人
ひたすら色で遊ぶ人
できたよ~!
できあがった作品は教室の中に飾ります。みんなで眺めながら、
「並べてみるとみんな違って面白ね~」
と自分とは異なる友だちの作品を見て楽しんでいました。
低学年の人たちの制作は、いつもストレートに表現してくれるなあと感じます。
瑞々しさと生命力あふれる作品が生まれるこういった時間は、とても豊か。
今日は絵の具を使って表現する時間でしたが、
これからもいろんなタイミングでいろんな道具を使って、自分の中にある大切な感覚を味わって欲しいなと思います。
(T.O)