年度が明けて1学期も、テーマ学習が始まっています!
今学期のテーマは、ずばり「水」。
毎日当たり前のように触れ、私たちの生活にはかかせない水。 そんな水の不思議・おもしろさ・大切さなど、いろいろなことを学んでいきます。
新1年生9名も加わった低学年クラス。
まずは「水」を身体で感じたり、具体的な生活と結び付けたりする活動を大事にしながら、学びを深めていこうと思います。
静かに水に触れてみて…
テーマ1日目
まず「かわ」という本をスタッフが読みました。
川にはたくさんの水が流れ、そして、その水は私たちの生活のすぐそばを通り、海へと流れていきます。
水がいろいろなところにつながっていることを、なんとなくイメージできたのではないかと思います。
次に、静かに水に触れてみました。
ひとりひとつ、小さな器に水を汲み、 手をぽちゃんとつけてみたり
ぐるぐる~っとしてみたり 手のひら全体をつけてみたり
指先から落ちるしずくを眺めてみたり ぱちゃぱちゃしてみたり……
普段何気なく触っている水に改めて向き合う時間がとてもいい時間でした。

指先から落ちるしずくを眺めています
触れてみた感想を聞いてみました。
・触ると泡が出た
・指でぐるぐるしたら竜巻みたいになった
・氷はゆびでぶすっとさせないけど、水はさせる
・つめたい
・しずくがかわいい
・しずくを眺めたら、さかさまに見える
・手を入れたらなんか水がピンク色に変わる
・触ったらスライムみたいな感じ
お待ちかねの水遊びタイム!
その後、外で思いっきり水と遊びました。
水鉄砲、色水、川づくり、まとあてなど、たっぷり遊びつくしました。

色水を太陽の光に当てて、「キレイ~!」と楽しむ人もいました。

水遊びといえば、もちろんかけあいっこが始まります。

川づくりでは、新しい道をふやすと、水が自然とそちらへ流れ込む様子が面白かったです
水はどこにきえたの??
テーマ2日目
「水遊びの日、庭にたくさんの水がたまったけれど、今はもうないね。その水はどこに行ったの?」
みんなに聞いてみました。
「土が吸収した!」
「排水溝にはいって、海とか川とかにいったんじゃない?」
「それでマグマのそばで蒸発したんじゃない?」
「マンホールの下にいくよ」
「空気になった」
「蒸発した!」
「空にのぼって、雲になって、雨になって、川になるんじゃない?」
「あったかい日は、蒸発しやすいよ~」
みんな、なんとなくのイメージは持っている様子。
「どうやったら水は減るのかな?変身するのかな?本当に減るかな?」
ということで、
ビーカーやフラスコにいれた水をわかしてみました~!
透明な容器でじっくりお湯がわくのをみると…
はじめは小さな気泡が出てきて、それがだんだん大きくなって水面に上って消えていく…
沸騰すると、その泡は大きく激しくなっていくようすが観察できます。

なんで泡が出るんだろう?かき混ぜてないのに…!
「あわが出てきた!泡の中身って何?水かな」
「いや、なんかつぶつぶが入ってるんじゃない?」
「炭酸みたい!」
「シャボン玉みたい!」
「ビーカーが曇ってるで」

あたたかい空気が手のひらを押してくるのを感じます
しばらくして一旦火を止めて水の量をみてみると…?
なんと、減っているではありませんか!
「うわ!減ってる!」
「水が泡になって、湯気になって、空気にのぼって消えてる~!」
「天井にむかってのぼってるのかな」
「湯気は人間より小さいから窓の隙間から外に出てるんじゃない?」
「地面の水はゆーーっくり蒸発してるってこと?」
「冬でも地面の水は蒸発できるのー?」
「前の人のかおが、ぼやんってするで」
「そこに、湯気があるってことやな~!」
「見えなくなってるけど、まだこの部屋にあると思う!」
と、水が変身して空気の中に上っていくことを感じました。
毎日沸かしているお湯、あらためて観察すると、不思議にあふれていました。
「【低学年テーマ】「水」~遊んで感じて旅をして~②」に続きます…!