前回のブログに書いた、
自分も人も大切にワークショップの続きを行いました。
前回のブログはこちら
【高学年】自分を大切にできない時ってどんな時?「自分も人も大切に」を考える。
今回はみんなで輪になり、隣同士の人と話つつ、みんなで意見を出し合ってみました。
人を大切にできない時ってどんな時?
「自分も人も大切に」が大事なのはよくわかるけど、
とはいえ、人を大切にするのが難しい時ってあるよね。
例えばどんな時がありますか?
と聞いてみました。
そんな時、どうすればいいだろう?
「人を大切にできないとき、どうしたらいい?」
このことを、みんなが一番多く出してくれた「イライラする時」を取り上げて、
どうしたらいいかと考えてもらいました。
そして、みんなから出てきた声を、似たようなもの同士に分けて並べてみました。
すると見えてきたのは、
①まずは自分自身の気持ちを出す。
②次に、深呼吸などをして落ち着いたり気分転換する
③落ち着いたら相手と話し合う、誰かに相談する
④謝ったり、相手と少し距離を置いてみたり
人を大切にできない時って、ガマンして相手のために何かするよりも
まずは自分自身のケアをすることが大切だと、みんなよく知っていました。
その上で話し合いをし、必ずしも仲良くならなくていいということ。
程よい距離感で付き合えばいいこと。
大人が間に割って入り、説教して「ごめん」を強要するのではなく、
子どもたち自身が考えて、試行錯誤しながら人との関係を学んでいくことこそが
人間関係の一番の学びになります。
おとなの役割は、子どもの声を聴き、気持ちを受け止め、そのうえで「どうしたらいいと思う?」と問いかけること。
子どもたちの中に、すでにその答えはあるということを、今回あらためて確認することができた時間となりました。
(A.M)