こどもの森で大事にされている、「自分も人も大切に」という言葉。
このことを改めてみんなで考える時間を持ちました。
果たして、高学年の人たちからどんな声が聞こえてくるでしょうか。
今回は、3グループに分かれてグループごとに意見を出し合っていきました。
自分を大切にできない時って、どんな時?
まずは、この問いからスタートしてみました。
すると、みんなはいろんな場面で自分のことを大切にできていないと感じていることがわかりました。
実は、自分のことを大切にできていない時、
頭の中で自分を責め立てる声がしているのです。
これを「がんこ親父の声」と名付けました。

これは交流分析で言われている「ドライバー」という自分を駆り立てる頭の中の声のことです。
そして、このがんこ親父の声を聞くのをやめて、
代わりに受容的な「神さまの声」に耳を澄ましてみることを提案。
「大丈夫」「いいんじゃよ」
と、だめな自分を受け止め、ゆるしてくれる声をイメージします。

「ドライバー」をゆるめる言葉たち。
みんなが考えた、自分を大切にする言葉かけ。
誰かが言いました。
「がんこ親父の声をアンインストールして、神さまの声をインストールしたらいいんやな」
わかりやすい!
どんな自分であっても受け止め、ゆるしてくれる声を聴くと、
心がほっとして、なぜか不思議と元気が出てくるもの。
「自己肯定感」とは、何かができるできないに関係なく、
自分があるがままの自分でいいんだ、大丈夫なんだと思える心のことです。
神さまの声は自己肯定感を育んでくれる言葉なのです。
自分を大切にすることができたら、
他者のことも大切にできるようになります。
人を大切にする言葉かけ
自分のことを大切にするのと同じように、
誰かのことを大切にしてあげたいものです。
友だちに神さまの言葉をかけるとしたら、どんな言葉をかけますか?と聞いてみました。
それがこちら。
言葉だけでなく、自分が誰かにできることもたくさんあるはず。
それも考えて出してもらいました。
これからも日常の中で、どんどん神さまの言葉をかけあっていきたいものですね。
このあと別の日に、「人を大切にできない時」についても考える時間を持ちました。
次のブログ記事で報告します。
(A.M)