2025年3月14日、こどもの森で卒業式と卒業を祝う会が行われました。小学6年生の9名と中学3年生の6名、計15名が旅立ちました。
学校を代表して校長の言葉からはじまり、まずは小学部への卒業証書の授与、在校生からの花束と色紙の贈り物、そして担当スタッフから一人ひとりへ心のこもったメッセージが述べられました。



こどもの森の卒業式では、卒業生が一人ずつ前に出て、ひとことずつ話をする時間があります。
6年生は小学1年生から6年間をこどもの森で過ごした人も多く、低学年のときに好きだったことや修学旅行で楽しかったこと、周囲の人たちとの関わりなど、こどもの森での思い出を話してくれました。途中から入学した人も「こどもの森で自分が変わった」ということを涙ながらに伝えてくれていました。どの人も朗らかな顔で、この日を迎えていました。










続いては中学部です。中学部も同様に、卒業証書の授与、在校生からの贈り物の後、担当スタッフからのメッセージがありました。担当スタッフと中学生のつながりを感じました。


中学生はいろいろな想いを抱えながらも、こどもの森で過ごしたかけがえのない時間を、それぞれの言葉で伝えてくれていました。一緒に過ごしてきた友達やスタッフ、3年間を支えてくれた保護者の方へ感謝の言葉がありました。参加していた人たちは、涙を流しながらその言葉を受け止めていました。









こどもの森のつながりを感じる時間~卒業を祝う会~
卒業式が終わると、こどもたちが主催する「卒業を祝う会」のスタートです!この日のために、卒業を祝う会実行委員が中心となって準備を進めてきました。卒業を祝う会は、子どもたちの結びつきを感じられる、こどもの森を代表する行事のひとつです。
今年もたくさんの出し物がありました。卒業生のことをお祝いしたいという気持ちの、楽しくあたたかい時間になりました。
保護者とスタッフ、元スタッフで構成された「卒業を祝い隊」から、合唱の贈り物。当日に来れないメンバーは動画を通して一緒に歌っていました。美しい歌声で卒業生の門出を飾ってくれました。


スタッフからは贈り物として、スタッフ一人ひとりが手作りしたフォトフレームが送られました。これは卒業生のことを思い浮かべながら作ったものです。こどもの森での思い出として写真を一緒にプレゼントされました。
続いては、スタッフと中学生のトリオによる漫才が披露されました。登場とともに大きな歓声があがり、こどもの森の「あるある」がもとになっているネタに、みんなで大笑いしていました。3人で練習してきた成果がありました!


保護者からは卒業生に関するクイズが出されました。赤ちゃんのころの写真から、「これは誰でしょう?」を当てます。正解が発表されるたびに「変わってない~」「え~!ちがうと思った」などの反応がありました。


低学年のダンスチーム「カラフルバード」からは華やかなダンスのプレゼント。歓声があがる中、手にポンポンをつけてK‐POPを軽やかに舞ってくれました。最後に卒業生へ、かわいらしい手作りの羽のプレゼントがありました。

高学年から生まれたアイドルユニット「おじキュア」も登場しました。おじさんがアイドルになったらという独特の世界観から誕生した「おじキュア」は小学部で大人気!オリジナルソングもセリフもばっちりで、大盛り上がりでした。


最後には、低学年・高学年・中学部、それぞれのクラスの音楽の発表がありました。これまで練習してきた歌を披露してくれました。卒業生をはじめ、手拍子をしながら音楽を楽しみました。





卒業を祝う会はこれにてお開き~と思いきや、ここでサプライズ!「卒業生は校庭を見てください!」校庭には「卒業おめでとう」「いままでありがとう」のメッセージとともに卒業生の似顔絵が描かれた横断幕が広がっていました。卒業生は驚きと喜びの声をあげて見つめていました。

あらためまして、卒業生のみなさん、卒業おめでとうございます。卒業生は一人ひとりが自分と向き合い、悩み迷いながらも、最後は自分で決めて進路を選んでいきました。旅立ちの日を迎えた彼らはとても誇らしい姿でした。こどもの森での日々が、これからもあなたを支えてくれますように。(S.N)