【高学年テーマ】からだ研究所(からだラボ)~体のうごきのメカニズム~①


ふだん私たちのからだは自然に動いています。歩いたり、しゃべったり、サッカーや野球などのスポーツを楽しんだり、楽器を演奏したり・・・その時、からだの中でどんなことが起こっているのでしょう。今学期は「からだの動き」に伴う、骨・筋肉・関節や脳・神経また呼吸、肺や血液の役割やメカニズムを考えていきたいと思います。

オリエンテーション:からだを動かしながらどこの骨・筋肉か考えよう

人のからだが動いている時、例えば腕の曲げ伸ばしの時に体のどこを使っているのかな?骨はどういう動き?その時周りの筋肉はどうなってるの?どこが伸びてるの?縮んでるの?骨、筋肉以外の場所も何か関係しているのかな~ これからみんなで体を動かしながら考えてみよう。

今回のテーマはからだ研究所(からだラボ)。骨や筋肉はどんな動きをしているんだろう

 

ということで、2月27日のテーマ発表までのスケジュールを確認した後、1階のホールに移動しました。

グループごとにタッチリレー

最初に3グループに分かれてまず、グループごとにタッチリレーをします。一人ずつホールの壁から壁まで走り、次の人にタッチ交代。普通に走る人、スキップしながら移動する人、サッカーのドリブルの動きをしながら進んで行く人。その時どきにからだのどの部分を使っているのかを見ている人が考えます。

 

グループごとにタッチリレー。足の骨、筋肉そのほか使っているところはどこかな

グループごとに30秒間続く動作を考えよう

次に30秒間途切れずに続ける動作をグループごとに一つ考え、他のグループにやってもらいます。

その時からだのどこを使っているのかな。

最初のグループは「かすがスクワット」のお題をだしました。両腕を横に大きく広げて胸を張りながら膝を曲げ伸ばし、30秒間スクワットをします。

太ももあたりがだんだんとしんどくなってきました

 

2番目のグループは「片足スクワット」。これはバランスをとりながら片足で上下にスクワットします。ヨロヨロしてもう片方の足をついてしまう人もいます。

片足でバランスを取りながらスクワット。けっこう難しいな

 

3番目のグループは「ヤキニク定食」。これは、最初にうつ伏せになって胸を床につけその後しゃがんだ姿勢からジャンプするというハードな運動。「ヤキニクテイショク(胸を床からしゃがんだ姿勢)~、オイシイナ!(両手を上に伸ばしでジャンプ)」の連続です。何度もやっているうちに息がハーハーと上がっていきます。そして最後のほうには「ヤキニクテイショク」と「オイシイナ」を発する言葉のタイミングとからだの動きが逆になってしまっている人も出てきました。

あれれ、何で反対になっちゃったの?

ちゃんと「おいしいな!」でジャンプできてるかな?

グループごとに考えたことを発表します

これまでの「タッチリレー」と「30秒間連続運動」をふりかえって、からだのどこを使っているのか考えられること、その時感じたことや考えたこと、疑問に思った事をグループごとに出し、みんなで発表シェアしました。

 

さまざまな運動を体験してみて、足や手の筋肉、骨の関節だけではなく、無意識のうちにおのずとからだを動かす指令がからだに伝わるんじゃないかなという意見もこどもたちの中から出ました。

次回は骨、筋肉を中心にからだを動かしながらもう少しみんなで考えていきたいと思います。

m.y