【低学年テーマ】カゲ君ものがたり~ペープサートdeテーマ発表!~


2学期の初めにスタートしたニホントカゲのテーマ学習。

トカゲくらしものがたりのグループも、学習の集大成となるテーマ発表の日を無事終えました。

くらしものがたりグループは、まずはとかげのくらしかたを調べたり観察したりしてから、物語を作ってペープサートにして発表しよう!と学習と準備を進めてきました。

前回のブログはこちら↓

【低学年テーマ】トカゲくらしものがたり~お話にしたくなるトカゲたち~

 

今日もトカゲの出てくる絵本を何冊か読み、イメージを膨らませます。

「ちょろりんのすてきなセーター」「ぼくだってトカゲ」などなど、トカゲが主人公のお話は結構たくさんあるんです。

「こっちは「ファンタジー」って感じ!」「こっちの本はもう少しリアルやな~」とちょっと分析もしながら、自分たちのお話づくりへと進みます。

おはなしづくり~主人公はカゲ君!~

トカゲのお世話をしながらわかったこと、学んだことの中から、どんなことをお話の要素にもりこみたいか、まずは話し合いました。

カゲ君の一生には、どんなエピソードがあるといいかな~と話していたら、話したいことがどんどん出てくる!

 

「主人公は男の子のトカゲ!」

とすぐ決まったのは、トカちゃん(男の子のトカゲ)のお世話が、みんな大好きだったからだと思います。

主人公の名前はトカちゃんではなく、「カゲ君」と決まりました🍀

 

そして、いよいよ、お話づくりをはじめます。

ストーリーやセリフを考えていくチームと、ペープサートの絵を用意する人たちの二手にわかれます。3年生の人は1,2年生の人がちゃんと作業に取り掛かれているのか、自然にサポートしてくれて、1、2年生の人も、それぞれが自分の担当のところを、自分なりに考えながら進めます。

お話づくり中~

「ねえ、トカゲの卵って何日でかえるの?」

「調べてみよう~!」

「トカゲの町にしてもいい?」

「うーーん、ちょっとファンタジーっぽすぎるからなあ~。」

と相談しながら、 ニッカちゃんのこともたまーにのぞきながら…

少しずつ少しずつ お話をつくります。

紙の人形もちょっとずつできてきて、
「これって、トカゲ?カナヘビどっち?」
「わからんけど、カナヘビっぽいな…!」
「カナヘビってことにする!?」「…うん。そうする…。」

といった いい感じの適当さを発揮しつつ、製作は進みます。

紙人形製作中

つくるものもかくものもたくさん!熱気であふれます。

アイデア時点では「トカゲが学校をつくるシーン」があったのですが、
「いや、それはファンタジーすぎるから、やらないことになった!」と子どもたち。

スタッフはちょっとそういうお話も見たかったけれど、

子どもたちは、もう少しリアルなトカゲに忠実なものを作りたい、と準備をがんばりました。

書き終わった個所をみんなで読み返して、内容や順番がおかしくないかも確かめます。
「この情報、これでOK?」
「脱皮のシーンが足りないよ~!」
「脱皮ってさ、どこでするの?」
「夜なん?昼なん?」
「誰にもみられないところなんじゃない?」
「だっぴしたら、すっきりするのかな?」
「しらべたけど、そんなことどこにも書いてない…」

とちょっと苦戦しつつ、最終的にはすっきりとお話の中にいれこむことに成功。

 

製作途中の部屋はこんな感じ

お話の途中途中にスライドと説明を入れて、トカゲについての解説までいれました。

 

お話ができた!次は練習!…ま、まにあわなーーーい!

さあ、いよいよお話も小物づくりも完成!

という時には、あと数回で本番でした…。

配役も決めて、セリフも確認して、ペープサートの動かし方も確認して

「あああああ!むずかしい!」

「おーい、つぎは〇〇くんの番やで!」

「△ちゃん!ほら、忘れてるで!」

「あれ、このセリフってだれがいうの?」

「ねえ、人形が見えないからちゃんと持ち上げて~!」

と緊張感漂う舞台裏の練習現場!!

セリフもいうし、人形も動かすし、むずかしい~!(でも楽しい!)

 

スタッフも手伝うけれど

「お、これは本番どうなるのかな…グダグダな感じになっちゃうかもな…。」

とちょっと心配になりました。が。そこはさすがこどもの森の低学年の人たち。

リハーサル、そして本番前と ぐんぐん腕を上げ、連携プレーも上達し、困っている人を助ける余裕も生まれてきました。

部屋で練習中! プロジェクトの時間を使って小道具を作った人もいました~

いよいよ本番

これまでの練習の成果を存分に生かして、とっても上手に発表したチームのみなさん。

とても素敵でした~!

カゲ君が日光浴中 ※変温動物だから、日光浴が必要なこともきちんと伝えます。

 

お話の途中にはスライドの説明も入りました!

人間につかまって、しっぽを切るシーン!

 

質問の受け答えも、しっかり答えていたチームの人たち✨

 

子どもたちからは、こんな感想がでていました。

トカゲのお世話、楽しかった。

いつも公園でみかけていたトカゲだけど、こんなに面白いってしらなかった!

劇をつくるの、すごく面白かった!

練習、難しくて緊張したけど、うまくできてよかった~!

 

魅力たっぷりの二ホントカゲたちとの触れ合いを通して、たっぷりとトカゲの暮らしに浸った2学期でした。これからも、公園の草むらの向こうに、たくさんの「トカゲくらしものがたり」が広がっているということも感じながら、日常に戻っていくことでしょう。

こどもの書いたお話の原本たち♡