【低学年テーマ】巨大トカゲ、姿現す!~テーマ発表が終わりました~


2学期の初めにスタートしたテーマ学習。

今回の低学年のテーマは「ニホントカゲ」でした。

 

2か月にわたる学習の集大成として、テーマ発表をしました。

このブログでは、前回の投稿から発表までの様子をお伝えしたいと思います。

 

↓前回のブログはこちら。

【低学年テーマ】アトリエトカゲ~創作の日々~

 

やばいやばい、間に合わない~!!

発表も2週間後に迫るころ、トカゲはまだまっしろ。

色もついていなければうろこもついていない状態でした。

「もうやばいやん~~ぜったい間に合わん!」

「ちょっと飽きてきた…」

 

焦りと飽きの気持ちが入り交じり、なんとも言えない空気になることも…

 

でも少しずつゆっくりゆっくり進めていきました。

 

最後の追い込み!エンジン全開!!

発表前日、トカゲの完成度は7割といったところ。

「みんなはどういう形で発表したい?ちゃんと完成させたい?」

 

「完成させたい!」

「うーん。もう無理かもしれんし…」

「途中でも、とりあえずそこまででいいんちゃう?」

 

完成させたい気持ちと、もう時間がないという現実が入り交じり複雑な気持ち。

でも、とにかくできるところまでは頑張ろう!ということに決まりました。

 

「テーマの時間はもうないから、明日の朝とか早めに来てできる人いる?」

「できるよ!」

「朝は無理だけど、放課後だったらできるよ」

 

朝と放課後に時間を見つけて分担して作業しました。

 

そして、本番当日。

まだ色塗りもパーツをくっつけるのも終わっていません。

でも、この日は2コマ準備に使える時間があります。やったー!!

 

みんなエンジン全開で作業に取り掛かります。

足をくっつけて、

色を塗って、

トカゲのツヤツヤ感を出すためにニスを塗って…

「なんとかできたーーーー!!!」

 

少し諦めの空気も出ていたけど、なんとかここまで仕上げました!!

 

あとは、発表の練習です。

「どうやってトカゲ見せたら見やすいやろ?」

「みんなでせーの、で持ち上げる?」

「ちょっとななめにしよ!しっぽはつながってるように持ってな!」

 

ついに本番!

練習もして、いざ本番。

 

最初に、模型作りの過程を説明しました。

みんなで頑張った過程を伝えました。

 

説明の最後には、ついにトカゲの登場!

「じゃーーーん!!」

体調3メートル弱はあるトカゲの姿に

「「おーーーーー!!!!」」

と拍手が起こります。

みんな、無事に完成したトカゲを見てもらえてとっても嬉しそう。

 

次にトカゲの体についてクイズを出しました。

トカゲのうろこはどれ?

しっぽがちぎれたとき、血は出る?

トカゲに歯はある?

子どものしっぽの青色はどれぐらいで無くなる?

など、テーマの中で知ったことをクイズとして出題して、説明しました。

 

無事に発表が終わり、お客さんから質問がたくさんきました。

「模型作りでいちばん大変だったことは?」

「第3の目があることは知らなかったです。その目は、普通の目と同じように見えますか?」

「模型を触ってみたいです!」

 

「うろこを一枚一枚貼るのが大変でした。」

「段ボールを何枚も切るのが大変でした。」

「発泡スチロールを切ったりするのがうまくいかなくて大変でした。」

「第3の目は見えるとかじゃなくて、太陽の光を察知するものです。」

 

それぞれの言葉で答えていました。

 

アトリエトカゲチームの人たちのテーマを通しての感想を少しご紹介しますね。

・トカゲとカナヘビとヤモリのうろこがちがうことを知れてよかった。

・トカゲにまぶたがあるけど、ヤモリやカナヘビにもあるのかなぁと思った。

・トカゲのつめがながいところがかっこいいとおもった。

・メスがじみな色で、オスがかっこいい色だと思っていたけど、逆でびっくりした。

・トカゲに右利き、左利きがあるのか気になるから知りたいと思った。

・トカゲにみみがあることしってびっくりした。

・トカゲにははがないとおもっていたけど、はがあるとしってよかった。

・もけいづくりで、えのぐをトカゲのいろにするのがむずかしかった。

 

トカゲをたくさん観察して、大きな模型を作る中で、

初めての発見をたくさんしました。

それに、もっと気になって知りたいことが出てきた人もいるようです。

 

学校の近くにもたくさん住んでいるニホントカゲ。

実際に学校で飼ってみることで見えたおもしろさや不思議がたくさんありました。

 

そろそろ冬眠シーズンに入りそうですが、

また春になったら近くの公園で出会えるのが楽しみです♪

(K.Y)