低学年のプロジェクト
こどもの森の時間割で、ほとんど毎日訪れる「プロジェクト」の時間。
「こんなことやりたい」を自分で決めて、自分で進めていく時間です。
低学年の人たちの多くは、プロジェクトの時間を心待ちにしています。
朝登校するときから、「今日は昨日の続きをしよう!」「ここまでできるかな~。」「〇〇がやっていたあのプロジェクト、自分もやってみようかな~」
と頭をまわしている人もいます。
今日は、最近の「プロジェクト@低学年」の様子をお伝えします✨
まずは空前のスライムブームから
2学期の始まりと同時にスライムづくりの大ブームが到来しました。
何日間も連続で、いくつもスライムを作り続ける人たちもいました。
ねばねば具合、手にくっつく感じ、伸び具合、色の配合…
いろいろ変えながら、理想のスライムを追求します。
そんな人たちを見ていて
「なんか面白そう…!」「自分もできるかな…?」と続々と新たな挑戦者が増えていきます。
一歩先に究めたスライムの達人から、ビギナーの挑戦者へ
様々なアドバイスや情報共有もさかんでした。
「ホウ砂はこのタイミングで入れるといいよ!」
「水が多すぎる時はこうするねん!」
「この色の配合、どうするん~?」
バッっと流行って、スライムづくりの島が部屋にできていましたが、そのようなブームは熱もさめるのも早い…!
今は、あんなに大きかったスライム島の、姿が見えない日のほうが多いです。
真似をしてやってみる
この「真似をしてやってみる」という現象は、低学年ではわりとよくあって
今はこちら、「アルコールペンでぬりえをする」というプロジェクトが盛んです。
羊毛フェルトをする人たち、廃材で工作をする人たちもいます。
この時期の人たちにとって、さまざまなことに挑戦したり吸収していくときに「真似をする」ということがとても自然なことなんだなあと見ていて思います。
「やりたい」と思って、それをやる
もちろん、個人で黙々と、自分の好きなプロジェクトを進めていく人も多いです。
プロジェクトの時間では、「だれかと一緒にやる」ことではなく、「自分がやりたい」と思ってやるという感覚を大切にしています。
何かすごいものを仕上げることや、達成する、上達する、ということも、そんなに重要視していません。
満たされて、心があたたまる
実は、スタッフの私にとっても、その日の担当のコマに「プロジェクト」があると、ちょっとヤッターと思います。
わくわくしながら、挑戦したり失敗したりしつつ、
満たされて、心があたたかーくなるような。
子どもたちにとって、そういう時間になっているといいなあと思います。
(Y)