1学期のテーマ「わたしのまち~発見と出会い~」の発表がありました。
高学年ではテーマについてクラスでさまざまな取り組みをした後、それぞれがそのテーマのなかで興味関心にもとづいた「小テーマ」を設定して、学びを深めていきます。そして、最後にはその小テーマについての発表があります。
テーマのこれまでの取り組みはこちら↓
今回のテーマでは「まち」を取り上げました。いろんな地域からこどもの森に通っている子どもたち。お互いがどんなまちに暮らしているのかを紹介する、よい機会になりました。
発表の形式は、模造紙に大きな地図を描いたり、パワーポイントでスライドを作ったり、絵本を描いたりとさまざまです。自分の調べたこと・伝えたいことが一番伝わりやすい方法を考えて、形にしていきました。
発表の前のリハーサルでは、お互いに「もっとこうしたらいいよ!」とアドバイスをしていました。
発表の日はあちらこちらで「緊張する~」「どきどきしてきた!」という声が聞こえてきました。それぞれの持ち場で準備を進めます。
さあ、いよいよ発表です~!
たくさんの人が来てくれました。今回はブースでの発表になり、来場者の方が話を聞きたいところを訪問して回ります。
家の近くの公園についてクイズ形式で紹介したり、愛犬との散歩道を地図にしてペットショップにインタビューに行ったり、自分の住んでいる地域の生き物を探しに出かけたり…自分が住んでる町だからこそ知っていることを伝えてくれました。
ある人は、市のマスコットキャラクターのもとになっている昔話について調べて絵本にしました。他にも、自分の家の周囲の成り立ちを調べて本にしたり、おすすめスポットを紹介する観光本を作成した人もいました。あまり知られていない市の特産品にスポットをあてる人や、大阪府の市標について調べてまとめたうえで、自分たちのマークを考案する人も。
調べるうえで、インターネットで検索するだけでなく、おうちの人に以前の町の様子について聞いてきたことをまとめていました。また、自分の町の好きなところを写真に撮って、マップにして発表していました。
なかには「発表まで時間がない~!」と焦っていた人もいましたが、発表できる形にしっかりまとめあげていました。
発表を聞いてくれた人からはたくさんの質問が出ました。「どうしてここが好きなの?」「調べてみて驚いたことはあった?」「この町で一番のおすすめはどこ?」そして、こどもの森の発表では、最後にコメントカードをもらえるのもうれしいところ。どんな感想があるか、子どもたちはあとでそのカードを見返していました。
テーマを始めた当初、「わたしのまちって言われてもな~、なんもないわ」と言っていた人もいましたが、調べていくうちにまちのいろんなところが見えてきました。ふだんは意識せずなんにもないと思いつつも、改めて自分とまちにはつながりがあることを感じられました。