漢字を楽しく学びたいな~って思って、思いついた「あて字ワークショップ」
高学年クラスでやってみました。
あて字と言えば、まず思いつくのが「四露死苦(よろしく)」という昭和世代のスタッフ・・・
ヤンキーのあて字にはなんだかブラックなエネルギーがありますね。
あて字には、それを考えたり使ったりする人の雰囲気や気持ちが表れているように思えます。
さて、ウォーミングアップとしてまずはクイズを。
読めるかな~~?
正解は・・・
上から、ポケモン、こどものもり、こうがくねん、ちゅうがくぶ、でした!(笑)
すると子どもたちから、「低学年はないの?」と。
低学年は準備してなかったので、じゃあみんな考えてみてよ、ということで、みんなで「ていがくねん」のあて字を考えてみました。
考えるときは、辞書を見てもいいし、パソコンやタブレットも使ってオッケー、ひとりで考えても、友だちと一緒に考えてもオッケーということにしました。
そこでみんなが考えた「ていがくねん」はこちら。
なんだか苦しそうなていがくねんや、お庭に芽が出てきそうなナチュラルていがくねんなど、おもしろいあて字ができあがりました。
さあ、ここから本番です。
今度はお題をいくつか出して、そこから好きなのを選んであて字を作ってもらいました。
気に入ったお題がない人は、自分で好きな言葉を考えてもらってオッケーです。
できたあて字は、墨で半紙に書いてもらいました。
ひとりでじっくり考える人、複数でわいわい言いながら作っている人、漢字が好きすぎて難しい字を選んで書いている人・・・
20分ほどの制作時間でしたが、想像以上の作品が現れてきました!
できたあて字を一人ひとりシェアしてもらいました。
子どもたちの筆の文字、かわいすぎて、味わいたっぷりでたまりませんね。
作品たちは、階段の壁に掲示しました。
読むのがあまりに難しいものだらけだったので、ふりがなをつけたり、ヒントになるものをつけたりしてみました。
さて、いくつ読めますか?
3つ並んだ「禄念除師」・・・
何やらあやしげな空気を発しております。(六年女子)
「弾素」、これはダンス。
素のままでとびはねているイメージですね。まさにダンス!
あまりに秀逸な作品、「安飯満」(あんぱんまん)
それとセットになっている「馬入金魔」(ばいきんまん)
中国ではもしかしてこのような表記になっているかも・・・!?
そして写真右上の、達人のような踊る文字は、上から
「ありがとう」「ごめんね」「だいすき」なのです。
大変盛り上がったあて字づくりの時間でした。
(A.M)