箕面東高校デュアルシステム発表会


先日、大阪府立箕面東高校のデュアルシステム発表会に行きました。

こちらの学校では2年生の希望者を対象に、校内で行う「キャリアアップナビ講座」と、さまざまな事業所や学校などで行うインターンシップとを組み合わせた「デュアルシステム」というキャリア教育を行っています。

箕面こどもの森学園にも、2学期に2人の生徒さんが職場体験に来られ、低学年クラス、高学年クラスの学習に入っていただきました。

3年ぶりに開催されたこの発表会には、生徒さんたちが体験に行かれた事業所からも約10名の方が発表会に参加されていました。

自動車工業、スポーツプラザ、建設会社、お寺、小学校、美容院、歯科技工士、製造工場などさまざまな職種の事業所の方々でした。

こどもの森で体験したIさんの発表では、ハッピータイム、プロジェクト、高学年の修学旅行について話されていました。プロジェクトでは、こどもたちが自分の好きな事を、目標に向かって最後まで成し遂げる姿がとてもカッコいいと思った事や修学旅行が行先の検討、資金集め、プランを立て宿泊先とのやりとりなど、すべて自分たちで実行していく事に驚いたことなどがありました。このように子どもたちが社会に出るためのスキルを上げてくれる小学校に魅力を感じたり、こんなにこどもが尊重される学校はないだろうと思った事を話され、短い期間にこどもの森をしっかりと見て、感じ取ってくれたことを大変うれしく思いました。

 

  

 

生徒さんたちは事業所で、自分が役に立っているのか、迷惑になっているのではという不安がありながらも、体験後は相手の気持ちを考える人、自分から行動する人、責任を持つ人になりたいという気持ちの変化があったようです。

自分の課題や強み、適正を見出した人もいて、デュアルシステムが多くの気づきを得る体験だったことが伝わってきました。

Iさんがなりたい自分に一歩づつ近づけるよう願うと共に、このように子どもたちが自分の将来を考える機会を作る事の大切さを実感しました。

m.y