テーマ学習でワークショップをしました(高学年)


9月15日(木)に高学年クラスで、今学期のテーマ学習「世界くらし発見!」の学習として、世界の国々の様子が分かるワークショップをしました。これは、カードに書いてある人物になりきって、いろんな国のあいさつ、年齢、大陸の人口密度などを立ったり、座ったり、動いたりしながら体感します。世界に関するクイズのあと、一人ひとりに一枚のカードが配られました。カードは、他の人には見せてはいけません。

まずは書かれたカードにかいてある、情報をもとに、立ったり座ったりしてみました。大人の人は、座る。子どもは立つ。お年寄りは、椅子に座る。するとやはり大人が多かったです。

カードには他にもたくさんの情報があります。書かれている国の言葉で「こんにちは」と言ってみました。「ニーハオ」は多かったですが、「ハロー」は案外少なかったです。ほかにも、書かれている大陸ごとに集まってビニールテープの輪の中に入ってみるというのもやってみましたが。結果は、アジアが圧倒的。密すぎて、入りたくないという子もいました。

そしてカードには、あるマークがかいてありました。マークごとに分かれて座ったあと、なんと、スタッフからお菓子の袋がくばられました。ラッキー!と喜んだのも束の間。お菓子の袋を開けてみると、グループごとにお菓子の数がまったく違います。あるグループは一つだけたりません。あるグループは、数えきれないほどある。あるグループは、一つもありません!どうしますか?話し合って決めてください。というと、たくさんあるチームに交渉してくるグループがありました。交渉に応じている間に、なんと全くないグループがお菓子を奪いにやってきた!こうして争いが起きるのだと子どもたちも体験的に学ぶことができました。

最後は、子どもたちと同じ年くらいの子たちの暮らしの映像を見せてもらいました。ある国では、水を汲みに遠く離れた場所へ。ある国では、朝から晩までカカオの収穫を。ある国では、ゴミの山に売り物を探しに映像を見たあとは、私たちの暮らしとの同じところや違うところをグループで話し合いました。

朝から晩までカカオをとる子どもたちは、カカオが何か、何に使われるのか知りませんでした。同じように、日本にいていつもの暮らしの中では、私たちは世界のことで知らないことがたくさんあるのだなと実感した子どもたちでした。困っている人にできることがあることも教えてくれました。私たちにできることも考えてみたいです。