【共に学ぶ その2】
テーマ学習の中でもう一つ刺激的だったことを書きます。
6年生のNが、「環境に関心が高いヨーロッパの国では学校でどんな環境教育がされてるのか知りたい」というテーマを設定。
そのテーマ、大人の私もすごく興味あります!
問いの立て方に拍手。
「同年代の子にインタビューがしたい!」
と探しているいうことを高学年スタッフから聞き、ご縁があったのでベルギーの6年生のKちゃんとオンラインで繋がせてもらいました。
そして、もちろん!私もインタビューに同席しました。
それが本当に面白かったのです。
・環境教育というほどの中身は学校ではしていない
・でも、環境を大事にするのが当たり前の日常・洋服やビンの大きなリサイクルボックスが街のいろんなもころにある。
・ゴミ袋が1枚100円以上!(Kちゃんのお宅は一週間に20Lのゴミ袋ひとつ分のゴミを出すそうです。少ない!!)
・ゴミの分別がすごく細かい。
・腐るゴミは別に回収され、バイオガスや肥料に変えられる。
・プラのレジ袋はお店に売ってもいない。
・日本は明るい。ゲームセンターとか、コンビニとか、自販機とか、ベルギーにはない。Kちゃんとしては、いいなぁって思う。
・エコショップ(環境に配慮したお店)がたくさんある
・Kちゃんは参加しないけど、近くの中高生は環境デモに参加してた。デモはよくある。担任の先生も参加してた。
・NO CAR DAYが年に一度ある
・新しい家より古い家が人気その他
その他(気候変動とは関係ないけど)
・マスクはもうそんなにしてない
・子どもはマスクをつけないでいい(マスクによるリスクの方が大きい)
・学校には教科書がない(公立) などなど
あれもこれも、目から鱗状態です!
私は特にゴミ袋の値段から始まる一連のゴミ事情に驚きました。(Nはゴミのところにそんなにフォーカスしていなかったみたい、、ということはこれは主婦目線なんですね。)
ベルギーに住んでる方々が、日頃から地球の環境に配慮した生活を自然に送っていること感じました。
それは「便利」「合理的」「生産的」であることとは違う価値観。
それは少し面倒くさいけど、きっと心地よくもあるんだろうなぁ。と。
はっきり感じたのは
これは私・私達の問題であること。
これは政治とか誰かの責任の問題で片付けられないこと。(もちろん政治に求めたくなる物事はあるけど)
そんなことを感じた刺激的で楽しい時間でした。
素敵な機会をくれた「問い」を出してくれたNと、ご縁に感謝です。
さて、、たくさんの要素の詰まったインタビューだったけど、Nはすっきりとまとめて、他国の事情も織り交ぜながらスライドに!!
ステージ発表の人たちは大勢の前、しかもzoomに繋がった状態で、立派に発表していましたね。本当にお疲れさまでした!
ブースの人たちの発表もそれぞれ素晴らしくて勉強になるやら感心するやら。
「私も少しずつ身の回りのいろんな人と一緒に考えて、できることをしていこう」と、心に決めた、そんな時間でした。
(Y.T)