【テーマ発表】気候危機~地球にやさしいくらし~


 

10月18日(木)に、小学校部では二月期のテーマ学習の発表会をしました!

二学期は「気候危機~地球にやさしいくらし~」というテーマに取り組みました。

朝のハッピータイムでは、発表に向けてちょっとそわそわしている子がいたり、楽しみだという子もいたり、様々な思いを抱えている様子でした。なんと、深夜まで発表の準備をしている子もいました。

 

一コマ目はみんなで、会場の準備をしました。

「緊張する」といって何度も原稿を読み返したり、「絶対見に来てね」と意気込んでいる子もいました。

ついに、2コマ目になり発表会の開始です。

保護者の方や発表がない児童たちが聞きに来ていました。毎回一人のブースに3~4人程度の人が聞きに来ていて、大盛況でした。

【ブース発表タイトル抜粋】

「ホッキョクグマ」

「北極の生き物」

「地球温暖化と絶滅危惧種~ユキヒョウとアオウミガメ~」

「気温上昇と動物の関係」

 

「サンゴ礁の危機」

「プラごみの現状と取り組み」

「プラスチックの時代」

「食品の値段の変動」

「地球温暖化に対する説」

「温暖化で起きている病気」

「温暖化の各国の取り組み」

「地球温暖化インタビュー」

 

「低学年~本・壁新聞~」

【ステージ発表タイトル】

低学年「もったいないはっけんたい」

「環境発表~ベルギーに住んでいる女の子にインタビュー」

「1週間プラなし生活」

「海面上昇」

「エコハウス」

「地球温暖化~ホッキョクグマ・ペンギン編」

【ブース発表の一例】

 

「気候異常と動物の関係」

「声が小さかったら言ってね」と言っていたのですが、紙芝居を使って地球温暖化について説明する姿は堂々としていました!

地球温暖化による動物への影響の説明だけでなく、なぜそれを調べたのか、自分に出来ることはなにか、など自分の頭で考えた事を発表していました。

 

「4章構成」

文章を打ったA3の紙を壁に貼って、椅子に登り一つ一つの文章を説明している子もいました。

紙芝居やパワーポイントを活用した発表が多い中、なぜ文章を打って壁に貼ったのかと聞くと、時間が無い人でも写真を撮って後から読めるからと言っていました。

また、見やすいように一文一文の間隔を空けるなど、細かい工夫がなされていました。

低学年の子にもわかりやすいように、具体的な例で説明するなどの優しさが感じられる発表でした。

 

「様々な地球温暖化に対する考え」

なぜ地球温暖化になっているのか?に関して自分で説を実証していました。

まずは最も有力な二酸化炭素原因説について、ほんとうにそうなのかを調べるために自分でビニール袋を使って二酸化炭素濃度と気温の上昇を図っていました。

ネットで様々な情報が調べられる現在において、自分の目で確かめて考えてみるという姿勢は見習いたいものでした。

 

「プラごみの現状と取り組み」

ポイ捨て、プラスティックごみに関して調べ、実際にごみ拾いに出てポイ捨ての現状を分析していました。具体的にはプラスティックが便利であるが、問題も引き起こしているということを説明し、実際にポイ捨てをすることでどこにどのようなごみが落ちているのかを発表していました。ごみ拾いをすることで、道端のごみに目が行くようになったそうです。

調べるだけで終わるのではなく、実際に動いてみて学んでいることが一番感心しました。

【ステージ発表の一例】

 

低学年の劇

みんなで役割分担をして、一つの劇をしていました。声も大きく、小道具の使い方もタイミングがばっちりで見ていてわかりやすい劇でした。

地球温暖化を防止するために、「量り売りのスーパー」や「テイクアウトの時に自分のお皿を持っていく」「ジュースがそのまま出てくる自動販売機」などユニークな発想を提案してくれました・

「1週間プラなし生活」

1週間、プラなし生活をしてみて身の回りのプラスチックに目を向けようという取り組みをしていました。大好きなお菓子は、ほとんどの商品がプラスチックの包装がされていたので買えなかったようでした。ようやく見つけた紙包装のお菓子もレジに持っていくと、テープで印をされたことで、プラなしにはならず、身の回りのプラスチック製品の多さに改めて気が付いていました。

【最後に】

CASA(地球市民環境会議)でご活躍されている土田さんからいくつかお言葉を頂戴しました。

まず、COP26に参加された土田さんは、COP26で各国の首脳たちに向けて1万通もの子どもたちからの手紙が届けられたことを教えてくださいました。

そして、今回コクレオの森の子どもたちの発表を聞いて、未来を担う子供たちが、少しでも自分から行動し地球をよりよくしていこうという意識を持っていることが何よりうれしいとおっしゃっていました。

最後に、子どもたちの声を聴くことがCOP26でも宣言されたように、これからこどもも大人も一体となり地球温暖化の問題に向けて取り組んでいこうというお話で締めくくっていただきました。

(T.M)